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中高生の約2割が“加害者”に 新学期に心がけたい自転車事故を防ぐ4つのこと

著者:Hint-Pot編集部

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新学期から自転車通学を始める中高生もいるのでは【写真:写真AC】
新学期から自転車通学を始める中高生もいるのでは【写真:写真AC】

通学時の自転車事故発生割合 中学生は佐賀 高校生は群馬が1位

 新学期を控え、知識者で構成される自転車の安全利用促進委員会ではこのほど、全国都道府県別の中学生・高校生通学時における自転車事故発生件数について調査しました。都道府県別の人口1万人当たりの通学時の自転車事故発生件数は、中学生は佐賀県、群馬県、香川県が、高校生 は群馬県、静岡県、山梨県がワースト3県という結果に。自動車の交通事故が多い県・自動車交通が盛んである地域は自転車事故も多いと考えられています。さらに中高生の通学時に発生した事故のうち、約2割は自転車側が加害者※になっていることが分かりました。[※自転車が第1当事者(1当)の事故=自転車側が加害者の事故と定義した場合。第1当事者とは、事故当事者の中で一番過失が重い方を指す]

 今回の調査は、公益財団法人交通事故総合分析センターITARDA から提供を受けた2017年(1月~12月)の事故データから、公益財団法人自転車駐車場整備センター自転車総合研究所の所長・古倉宗治氏が調査して分析したもの。

 古倉氏は「全国的に見ると、自転車事故の総件数は減少傾向にあり、さらに少子化の影響により中高生の人数は減少しています。しかし、このような状況下で、通学時の自転車事故件数は、全国計で中学生、高校生ともに1万人当たり及び実際の件数の両面で増加しています」と指摘します。

 また自転車の安全利用促進委員会は、「自転車は移動手段としてとても手軽で便利な乗りものですが、自動車と同じ“車両”です。学校や保護者は、生徒が車両に乗っているという意識をしっかりと持てるように、ルール・マナーの順守はもちろんのこと、自転車の選び方も併せて指導していく必要があります」と話し、安易に乗れる乗り物だけに、ルール順守などの意識が低いことに警鐘を鳴らします。

 さらに調査結果によると、中高生の通学時の自転車事故のうち全体の約2割が、自転車側の中高生が加害者となっていて、その割合が全年齢の割合でみても高いことが判明。加害者になった割合は中学生21.6%、高校生19.0%。全年齢でみると、自転車乗車中に加害者になった割合は16.4%なので、特に中学生は高い割合で自転車通学中に加害事故を起こしていることが浮き彫りになりました。