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中高生の約2割が“加害者”に 新学期に心がけたい自転車事故を防ぐ4つのこと
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加害者にならないために 自転車に乗るときの4つの心得
「これらは、自転車のルールやマナーに関しての知識が未熟であること、自転車運転の経験の不足等が原因と思われます」とコメント。加害者にならないための古倉氏が提唱する4つの心得を以下にまとめました。
○加害者にならないための4つの心得
1、“車両”としての意識をしっかりと持って運転する
“自転車=車両”ということを意識することでルール順守に対する自覚と責任感がしっかり根付きます。自転車は車道が原則で歩道は例外です。自転車は車道の左側通行などの自転車安全利用五則の周知徹底や順守を行うことにより、歩道での事故の加害者側となることがなくなり、かつ車道通行の割合が高い人の方が一般的にルール順守の傾向が高いことがアンケート調査※でも明らかです」
※奈良中心市街地自転車ネットワーク計画検討委員会アンケート調査結果(2013年12月実施)
2、安全基準を満たした自転車を利用する
昨今は、インターネットでも手軽に自転車が買える時代です。新品であっても、安全基準を満たしていない自転車が売られている場合がありますので、自転車購入の際には、90 項目以上の安全基準をクリアした自転車に貼られる「BAAマーク」を目印にするとよいでしょう。
3、しっかりと整備点検する
自転車側が加害者になる事故の中には、前照灯不良やブレーキ不良がひとつの原因になっている場合もあります。自分の自転車はきちんと止まれるか、ライトはきちんとつくかなど、車両自体の安全性を日々きちんと点検する必要があります。
4、自転車保険に加入する
万が一加害者となってしまった場合にも十分な補償ができるように、自転車の保険加入を義務付ける条例を制定する自治体も増えてきました。自転車利用に対する責任を利用者自ら果たせるよう、自転車の保険は積極的に加入しましょう。
免許不要で手軽に乗ることができる自転車は、近年、多彩な用途の広がりを見せています。しかし走行環境という面では、専用レーンが不十分だったり、まだまだ課題がたくさんあります。スマホを見ながら、音楽を聴きながら、電話をしながらなどの「ながら運転」は周囲の認識が難しくなり、違反行為でもあります。子どもが自転車事故の加害者にならないために、ルールやマナーを今一度確認し、安全運転を心がけましょう。
(Hint-Pot編集部)