セルフブリーチや暗染めなどを繰り返し、複雑な履歴を持つ髪。「ホワイトにしたい」という希望を叶えることはできるのでしょうか？　手話でコミュニケーションを取りながら、丁寧な施術が評判の美容師YAMATOさんが挑んだ髪質改善。女性のビフォーアフターに驚きの声が上がっています。

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聴覚障がい者に寄り添うYAMATOさん

　中学生の頃から両親が働く美容室で手伝いをしていたYAMATOさん。「障がいがあっても、かわいくかっこよくなれるきっかけを多くの方々に与えられるようになりたい」といった思いから美容師を目指したそうです。

　そんなYAMATOさんのもとを訪れたのは、モデル事務所に所属する、聴覚障がいがある女性です。YAMATOさんはまず、「何色にしたいですか？」と希望をヒアリングします。女性の希望は「ホワイト」。手話で「白」を表す、歯をなぞるような仕草でYAMATOさんに伝えました。

　次に、ブリーチした時期や箇所を聞き取り。過去にセルフブリーチや暗染めをし、赤色に染めたこともあるそうです。とくに赤は色が抜けにくく、髪の毛も相当ダメージを受けた状態で、理想の色味を出すのは難しそうに見えます。

　YAMATOさんは滑らかな手話で、どのような施術をするのか、手話で丁寧に伝えます。そして、真っ白にするのは難しいため、ミルクティーぐらいの明るさを提案しました。

ブリーチもキレイな仕上がりに！

　長さの希望なども丁寧に確認しながら行った施術も無事に終わり、ミルクティー色のボブカットが完成。仕上がりを見た女性にも笑みが浮かびます。最後はお互いに「ありがとう」の手話で終了。満足できる仕上がりとなったようです。

　ビフォーアフターを見た視聴者からは、「素敵すぎます」「手話ができるのもすごいですが、技術もすごいです」「素敵ですね。髪型って伝えるの難しいし、いろいろ諦めていた方もいらっしゃると思います」と絶賛の嵐に。

　さらに、同業である美容師や将来、美容師を目指す方からの声も多く寄せられており、「これからも手話美容師を続けて欲しい」といった応援コメントであふれています。

（Hint-Pot編集部）