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イタリア人が覚悟していた「人生で一番過酷な暑さ」 東京や京都よりも「きつかった」場所と理由とは
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訪日外国人にとって大きな試練となることが多い、日本の夏の暑さ。今回、初めて日本を訪れたイタリア人カップルも、各都市でそれぞれ異なる暑さを体験し、想定外の場所で苦戦を強いられたそうです。予想外だった暑さの中で、どんなことを感じたのでしょうか。
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「すべてが問題なく機能している」
イタリア人のエリカさんとラファエルさん。初めての日本旅行で、京都、金沢、東京をめぐってきたそうです。「日本の印象はとにかくスーパークリーン! それに、日本人の態度や姿勢がとても好印象よ」と、エリカさんは目を輝かせます。
ラファエルさんも「すべてが問題なく機能しているという感じがするよ」と、日本の秩序正しさに感心した様子でした。
また、訪れた都市の印象についても語ってくれました。「どこもそれぞれの特徴があって、違う。京都はとても歴史を感じられる街だし、東京は魅力的な街」とラファエルさん。
エリカさんは金沢について「少しまた違って、京都も東京も人が多かったけど、金沢はそこまで混雑していなかったし、少しリラックスできる素敵な街だったわ。京都と東京の間に金沢へ行ったから、ちょうど良かった」と、タイミングの良さも含めて満足した様子です。
「炎天下を歩かないといけないから、きつかった」
そんなふたりにとって厳しかったのは、やはり日本の夏の暑さ。エリカさんは苦笑いを浮かべながら、当初の覚悟を明かしてくれました。
「来る前は、きっと人生で一番過酷な暑さを経験するって思っていた。でも実際に来たら、思ったよりは大丈夫だなって」
しかし、その後の言葉を聞くと、少し事情は異なっていたようです。
「東京の暑さはヤバイと思っていたんだけど、京都のほうがずっとヤバかったし、あと金沢も。兼六園や金沢城は日陰がなくて、炎天下を歩かないといけないからきつかった」
日本三名園のひとつである兼六園や、歴史ある金沢城。いずれも観光名所として人気の高いスポットですが、広大な敷地内では日影を見つけるのが難しく、炎天下での散策を余儀なくされたようです。暑さを覚悟していたふたりも、日本の湿度を伴った暑さと逃げ場のない炎天下には参ってしまったようです。
各都市で異なる暑さを体験し、それぞれの魅力を満喫したエリカさんとラファエルさん。過酷な日本の夏を身をもって体験しながらも、それぞれの都市の魅力を存分に楽しんだようです。残りの滞在でも、暑さに負けず日本の文化を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
