環境の変化に戸惑うのは、人間だけでなくハムスターも同じようです。X（ツイッター）では、回し車で走っていた赤ちゃんハムスターのプチ悲劇が話題に。ケージ内をせわしく動き回るママハムスターのまさかの行動で、はじき出されてしまいました。いったなぜハムスターたちは興奮状態になってしまったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ケージのなかでパニックになるハムスターたち

「ア、アカチャーーーーーンッッッ!!!!!!!!」

　そんなコメントとともに投稿された動画には、透明なケージの中でたくさんのハムスターたちがにぎやかに動き回る様子が映っています。よく見るとその大半はまだまだ小さな赤ちゃんのハムスターです。

　中央にある回し車では、1匹の赤ちゃんハムスターが一生懸命走っています。それにもかかわらず、突然回し車に乗り込んできたママハムスター。そして、容赦なく高速で走り始めました。

　体の小さな赤ちゃんはそのスピードに追いつけず、回し車の中で転がってしまいます。そして、何度か回転した次の瞬間、赤ちゃんハムスターは回し車の外へと吹き飛ばされてしまいました。

　この投稿はXで7.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「かわいいけれど、ちょっとカオスですね」「すんごいにぎやか」「目が、目が回るぅぅぅぅぅう！」などの声が寄せられています。

「こんなにわかりやすく木のアレルギー症状が出る子は初めてだった」

　回し車に飛び乗ってきたママハムスターの名前は「もんちゃん」。生後6か月の女の子です。人懐っこい性格で普段は落ち着いていますが、動画が撮影された2022年4月18日は、この直前にちょっとした事件が起きて、興奮していたそうです。

　赤ちゃんが生まれ、2週間ほどが経過したことから、飼い主さんは成長に合わせて床材を紙から木に変えることに。すると、赤ちゃんたちに木のアレルギー症状が出てしまったため、すぐに紙の床材に戻したそうです。

「家でこんなにわかりやすく木のアレルギー症状が出る子は初めてだった」という飼い主さん。ほかの子と違う床材を用意するのが大変だったと当時を振り返ります。

　一方、床材の総入れ替えという環境の大きな変化に、もんちゃんも赤ちゃんたちも大パニック状態に。その興奮状態を落ち着けるために、猛スピードで回し車を回していたようです。

　その後は、ハムスターたちも落ち着き、元気に過ごしていたそう。小さな命を大切に育てる飼い主さんの愛情が、この騒がしくも愛らしい動画からも伝わってきますね。

○取材協力：花丸とはむちゅた（@hana___hamu__）さん

（Hint-Pot編集部）