趣味・マナー

1枚の紙でストレスフリーに 親も子も散らかった頭を整理する方法

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:鈴木 美香

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 女性に求められる役割がとても多い現代。それぞれを切り離して行動することは難しく、そのため優先順位をつける判断力、バランスよくこなす計画力、予定が変更となったときの柔軟性など、さまざまな能力を求められます。これらが苦手だな、と感じている方におすすめなのが「マインドマップ」。

 ビジネスツールのイメージが強い「マインドマップ」ですが、実は役割が多いママたちにもぴったりのツールだと、「マインドマップ」のアドバンス・プラクティショナーの資格を持つ鈴木美香さんは語ります。鈴木さん自身、「マインドマップ」を使用し始めたことで、思考から生活までがらりと変わったといいます。そこで、鈴木さんの活用術や、初心向けの練習方法をお聞きしました。

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鈴木さんがレクチャーしたお母さんと10歳の子供で作成。宿題計画を描いたマインドマップ例【写真:Hint-Pot編集部】
鈴木さんがレクチャーしたお母さんと10歳の子供で作成。宿題計画を描いたマインドマップ例【写真:Hint-Pot編集部】

家族のコミュニケーションツールとして活用

 小中学生男子ふたりの母でありながら、予備校講師、ワークショップの講師を務めるなど、多くの顔を持つ鈴木さん。次男を出産したばかりの10年前に「マインドマップ」に出合いました。いまでは毎日、仕事内容の整理や内省に使ったり、家族でのやりとりにも大いに役立てているのだそう。今では「マインドマップ」なしの生活は考えられないといいます。

「空中に飛ばした会話だけでは、家族でさえもすれ違ってしまいがち。私が発している言葉を、相手が違った意味に捉えていたり、そもそも聞いてなかったりすることもあります。そんなときに紙に書き起こしながら説明をすると、こちらの意図も伝わりやすくなりますよね。特に「マインドマップ」は整理しながら書く必要がないので、ざっくばらんに会話をしながらメモのような感覚で書いていけます」

 鈴木さんは、次男が4歳の頃から「マインドマップ」を家族の中で取り入れ始めたのだそう。子供が小さいころはイラストをふんだんに使い、口頭で説明をしながら一緒に描きこむようにしていました。子供たちの言い分も聞きつつ、それを紙に描くことで子供たちは承認されていると感じ、自ら参画してくれるといいます。また、描きこんだ紙を貼りだしておくことで、子供たち自ら確認をすることもできます。

「例えば、大掃除など家族で作業分担をしたいときにも便利です。分担場所と一緒にごほうびも書き込むことでやる気が断然アップしますし、掃除し終わった場所は自分で塗りつぶすので達成感が味わえます。我が家の場合は兄弟でどちらが先に全部塗りつぶせるかを競い合いながら、ゲーム性をもってお掃除をしています」

 また、家事の分担以外にも、学校の宿題にも使えるのだそう。

「自由研究の概略を一緒に考えてあげたり、読書感想文の下書きを一緒に作成してあげています。例えば、読書感想文であれば、苦手な子は何から書けばいいか分からない子が多いと思うんですよね。でも、“誰が主人公だった?” “どんなことが起きた?” など、読み終わったあとに、ひとつひとつ聞いてあげながら単語を描きだしてあげることで、子供たち自身も何が心に残ったかが見えてきます。全部書いてあげるのは抵抗あるけど、『マインドマップ』は単語だけだから、ヒントをあげられます」

 大人であっても人から聞かれると、色々と引き出されてくることがたくさんあります。それは子供たちも同じ。何度も書けない、できないと言われるのは、お互いにとっても負担になりますが、こうしてコミュニケーションをとることで、ストレスフリーに過ごすことができるのだそうです。

 また、これからの季節、特におすすめしたいのが、新年度の目標を描き、家族全員が見える位置に貼りだすこと。それは、これからの子供たちの情操教育にとっても、いい影響があるのではないかと鈴木さんは語ります。

「子供たちの目標だけでなく、親である私たちも一緒の紙に描きこみます。子供たちは親は完璧なものだと思いがちですが、子供たちも目が触れるところに描きこむことで、親にも目標や悩みがあることを知ります。親と子供が対等であることを知れば、何かに思い悩んだとき、彼らが相談しやすい環境になると思い始めました」

【鈴木さんが提案する家庭でのマインドマップ使用例】
・お掃除
・引っ越し
・新学期に必要なものリスト
・ゴールデンウィークの旅行計画
・新年度の目標設定
・防災グッズリスト