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「スイスにはない」 スイス育ちの男の子が日本の運動会を初体験 パパが思わず感動した光景とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

運動会に参加したリノくん(スクリーンショット)
運動会に参加したリノくん(スクリーンショット)

 日本の教育は、学力だけでなく、集団行動や礼儀、生活習慣の指導まで行き届いていると、いわれています。なかでも、子どもたちが力を合わせて取り組む運動会は、日本ならではの行事のひとつ。スイス在住の日本人YouTuber・Amiさんは、一時帰国中に日本の文化に触れ、変化していく息子たちの様子を発信しています。長男・ミオくんと次男・リノくんが地元の保育園に体験入園している際、運動会が開催されました。人生で初めて運動会を観戦したスイス人の夫・ファビオさんは、印象を抱いたのでしょうか。

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スイスにはない文化 初めての運動会に期待高まる

 スイスで3人の男の子を育てるAmiさんは、今年の夏も実家がある北海道に長期滞在しました。その期間中、長男・ミオくんと次男・リノくんが日本の保育園に入園。そして、子どもたちが人生初となる運動会を体験しました。

 運動会当日は天気にも恵まれ、ミオくんとリノくんは笑顔。準備を整え、家族で会場に向かいます。ファビオさんも「初めて運動会を見るのがすごく楽しみ。どんなことをするのかすごく気になる」と、期待に胸を膨らませていました。

 Amiさんによると、スイスには運動会がないそう。日本では当たり前の学校行事も、ファビオさんには想像もつかないようです。

 会場に到着すると、多くの観客に驚くファビオさん。会場の熱気を感じ取りながら、「雰囲気良いイベントだね」と早くも好印象を抱いた様子でした。

笛の音に合わせた行進に感激 日本の教育に心動かす

 開会式が始まり、子どもたちが入場してきました。すると、笛の音に合わせて元気いっぱいに行進する姿に、ファビオさんは感激の表情を浮かべます。整然と並んで歩く子どもたちの姿は、日本の教育の一端を示すものでした。

「スイスと全然違う。手をつないでとかならあるかもだけど、笛に合わせて入場、退場の行進はスイスにはない」と、文化の違いに驚きを隠せない様子です。

 競技が始まると、竹のぼりに奮闘するミオくんや、ダンスに挑戦するリノくんの姿が。そして三男のソノくんもかけっこ競技に参加しました。リレーで一生懸命に走るミオくんに、ファビオさんが「ブラボー!」と声を上げる場面も。子どもたちの成長だけでなく、親子の絆を深める行事になったようです。

効率的な運営と多様な競技に驚き 日本の運動会の魅力

 人生初の運動会を観戦したファビオさん。帰りの車内で、その様子を振り返ります。

「すごくしっかりと企画構成されていて驚いた。たくさんの競技があるのに効率が良かった。ダンス、かけっこは本当に観戦するのが楽しかったし興味深かった」

 運動会は、子どもたちの協調性や団結力を育む貴重な機会です。そんな日本の教育現場を目の当たりにしたファビオさんは、心を動かされたようです。

 帰宅後も、運動会の話題になると、スイスではスポーツデーはあるものの、「親は来ない」と説明したファビオさん。日本で頑張る子どもたちの保育園での姿を見ることができて良かったと、感動が止まらない様子です。

 動画のコメント欄には「子どもたちが頑張っている姿に胸が熱くなりました」「観ていてとても幸せな気分になりました」「日本では当たり前のことが、実はすごいと実感」といった声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)