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「知り合いや関係者は誰もいない」 柴犬が散歩中に突如、足を止めた理由 視線の先にあった意外な光景とは
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いぬが散歩中に突然、足を止める理由はさまざま。気が済むまで動かず、困ってしまうこともあるでしょう。X(ツイッター)では、散歩中にある光景が気になり、その場に座り込んだ柴犬が話題に。視線の先にあったのは、いったいなんだったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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散歩中の柴犬が足を止めたワケ
「陸上部の練習を見守る。なお、知り合いや関係者は誰もいない」
そんなコメントとともに投稿された写真には、アスファルトの道路に座り込み、じっと遠くを見つめる柴犬が写っています。落ち着いた様子と、真剣な横顔が印象的です。
柴犬の視線の先にあったのは、陸上部の練習風景。家族や知り合いはひとりもいないようですが、熱心に練習する姿に、柴犬は心を掴まれたのかもしれません。
この投稿は、5.4万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「一緒に走ろうと言われるのを待っている」「四足歩行で走ったほうが速いと思うぞとアドバイスしたいのかも」「前世は陸上部の監督だったのかもしれませんね」など、ユーモアあふれるコメントが続々と寄せられています。
寂しがり屋で甘えん坊、人が大好きなののちゃん

話題の写真に写っていたのは、柴犬で6歳の女の子「のの」ちゃん。寂しがり屋で甘えん坊な性格で、人が大好きだそうです。
ある日の散歩中、練習中の陸上部が気になったののちゃん。おとなしく座ったまま、練習風景を見ていたといいます。
「性格として人が大好きなので、人が集まっているほうに自然と向いたのだと思います。人が近づいてくると、自分と遊んでくれると思っている節があるので、座って待つことがあります。今回も、そうすればこっちに来てくれるかもしれないと思っていたかもしれません」
いつも「待っていても来てもらえない」とわかるまで、じっと待つというののちゃん。邪魔にならないように、遠くから5分ほど見守っていましたが、状況をしっかり理解すると、散歩を再開させました。
「こっちに来て遊んでくれないかな? かまってくれないかな? という具合で見ていたんじゃないかと思います」
人が大好きなののちゃんは、このときも、たくさんいる人たちが気になった様子。ただ、飼い主さんは少し戸惑ったようです。
「興味があったり、気になったりすることがあれば、基本的には満足するまで見てもらってかまいません。ただ、このときはある程度、散歩が終盤だったのと、何より寒かったので、飼い主の本音としては早く帰りたかったです(笑)」
ひたむきに「遊んでもらえるかも」と期待して、待ち続けた健気なののちゃん。この日のグラウンドには、静かな温もりが残っていたようです。
○取材協力:柴犬ののの(@nonohime_shiba)さん
(Hint-Pot編集部)