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「美しさがいっそう引き立っていました」 イタリア人留学生が感動 とくに思い出に残った場所とは

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著者:Hint-Pot編集部

日本に半年間にわたって留学していたイタリア人のジョルジアさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本に半年間にわたって留学していたイタリア人のジョルジアさん【写真:Hint-Pot編集部】

 海外の人々を魅了してやまない日本の伝統文化。その魅力を“頭”ではなく“体”で理解した場所があると、半年間、日本で留学生活を送ったイタリア人女性は語ります。滞在中に思い出に残ったのは、どんなところだったのでしょうか。

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交換留学で日本に6か月滞在

 イタリア中部の東海岸に位置する、ペスカーラ出身のジョルジア・カンデローロさん。2025年3月に初めて日本を訪れ、京都産業大学の交換留学生として6か月ほど滞在しました。

 日本語を学ぼうと思ったきっかけは、日本文学への強い関心でした。日本の映画にも興味を持ち、「卒論は黒澤明の『蜘蛛巣城』について書きました」と話します。

 留学中は日本語を学びながら、さまざまな機会に恵まれました。「大学では日本語も学びました。日本の伝統的な文化や自然にも触れ、充実した時間でした」と振り返ります。

美術館で紫式部の世界に感動

 ジョルジアさんには、とくに思い出に残っている場所があります。それは、京都府宇治市にある源氏物語ミュージアムです。同館は「源氏物語」の世界を、映像や体験型展示などを通して学ぶことができます。

 文学好きのジョルジアさんは、平安時代の文化を伝える展示の数々に魅了されました。

「美術品の展示では、絵画が照明に照らされ、その美しさがいっそう引き立っていました。当時の伝統的な着物も見ることができ、時代背景を具体的に想像できる構成がとても印象的です。さらに、扇子など貴族文化を象徴する品々を実際に目にすることができ、紫式部の文学を通して膨らませてきたイメージと重なり、深く感動しました」

 ゆっくり館内を見て回りながら、日本の芸術に込められた精神性にも、深い感銘を受けたそう。「日本の芸術には、とても大きな努力による正確さや繊細さが感じられて、本当に心を打たれます。余白や静けさを尊ぶ、日本の精神が伝わってきました」とその感動を語ります。

 平安時代の世界に触れた日本での思い出は、ジョルジアさんにとって大切な宝物になったようです。

(Hint-Pot編集部)