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父に叱られたことはないー東尾理子が語る自らの子供時代のこと
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3人の子育てに奮闘するプロゴルファーでタレントの東尾理子さん。体外受精で3人の子を授かり、2012年11月に長男の理汰郎くん、16年3月に長女のあおばちゃん、そして18年4月には42歳で次女のつむぎちゃんが誕生、5人家族を仕切るお母さんになりました。この春、理汰郎くんは小学校入学、夫で俳優の石田純一さんとは結婚10年を迎え、ますます輝きを放つ理子さんの独占インタビューをお届けします。1回目は子育てについて、2回目は父・修さんの教えと自らの子ども時代、 3回目は夫・石田さんや描く家族像のこと、そして最終回は今後の“野望”について、語っていただきました。
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プロ野球選手の父、もてなし好きの母―「いつも選択肢をくれて見守っていてくれた」
2回目は、野球殿堂入りの父・修さんの教えと理子さん自らの子どものころを話していただきました。
――理子さん自身、ご両親にはどんな風に育てられたのでしょうか? プロ野球で活躍されていたお父様は厳しかったのでは?
「実は、私は父に怒られたことが一度もないんです。私が、酔っぱらって帰ってきた父を怒ったことはありましたが(笑)。よく私のゴルフのスコアが悪いと父に叱られたのでは? と聞かれることもあるのですが、叱られたことは一度もないんですよね」
――そんな時、お父様は怒らずになんておっしゃっていたのですか?
「基本的になにも言いません。一度、言われたのは『プロのピッチャーとして、ホームランを打たれたくて投げた球は一球もない。だからゴルフのスコアが悪くても一生懸命やった結果だと思うし、一番悔しいのは理子本人だからパパはなにも言うことはない』と」
――勝負の世界を知っているお父様ならではの言葉ですね。
「そうですね。なので父が家にいる時に落ち込んでいる私を見かけると、なにも言わずに気分転換に野球観戦に連れていったりしてくれました。母は料理が上手でおもてなし好き。私はひとり娘だったのですが、親戚とかお友達、ご近所の人とか家族以外の誰かがいて食卓はいつもにぎやかでしたね」
――伸び伸びとにぎやかに育ったのですね?
「そうですね。両親はいつも私にいろいろな選択肢をくれて見守っていてくれたのかな、と感じています。自分が親になってみて、改めて両親には感謝の気持ちでいっぱいです。ピアノやテニス、英会話レッスンなどのお稽古ごとをはじめ、ゴルフとか留学とか進路のことも、自分がやりたくて好きなことを考えさせ、進みたい道を自分で決めてやってきた、という記憶があります」