Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

父に叱られたことはないー東尾理子が語る自らの子供時代のこと

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・井上 千春

大学時代に米国へ留学した東尾理子さん。自らの経験が子育てにも生かされているという【写真:Getty Images】
大学時代に米国へ留学した東尾理子さん。自らの経験が子育てにも生かされているという【写真:Getty Images】

「東尾修の娘」じゃなく「東尾理子」の力を試したいー思いを胸に大学は米国へ単身留学

――留学は大学の時でしたね。自分で決めたのですか?
「アメリカのフロリダ大学に留学していました。そもそも『東尾修の娘』じゃなくて『東尾理子』として自分ひとりで力試しをしたいという思いから、だれも私の家族を知らない土地に行きたいと思って、両親を説得して行ったんです。幼いころから英会話は好きで習っていたのですが、実践となると別もの。最初は授業についていくのもやっとで、その中でゴルフ部でレギュラーの座を獲得しました」

――異国の地で自ら道を切り開く充実した日々だったのでは?
「そうですね。勉強もゴルフも大変だったけど自分で決めて進んだことなので、辛くはなく、本当に充実した日々でした。全米で学業もスポーツも優秀な大学生に贈られるアカデミック・オールアメリカンやダイナ・ショア・アワードを受賞した時は本当にうれしかった。わが子たちに『自分で考えて行動できる人間になってほしい』と思うのは、自分のそういう体験があるからかもしれません」

――理子さん自身の経験が子育てに生かされていると思うことはありますか?
「自分の経験から、子どもには『自分で考えて行動できる人間になってほしい』という思いはあります。できるだけ子どもの意思を尊重して、ひとりの人間として接していきたい。ついつい親の立場から自分の都合や考えを押し付けそうになるのですが、そんな時は子どもの気持ちを優先できるように、いったん自分で考えるようにしています。……とか言ってますけれど、これがなかなか難しい(笑)。なので、母親として修行中の日々ですよ」

(Hint-Pot編集部・井上 千春)