Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

胸元の印象で差をつける レディーススーツを着こなすインナー選びのコツ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:山崎 友子

カジュアルな印象に仕上がるスクープネックタイプ【写真:Hint-Pot編集部】
カジュアルな印象に仕上がるスクープネックタイプ【写真:Hint-Pot編集部】

こなれ感が出るネックラインの選び方

 山崎さんによると、注目したい襟ぐりは、クルーネックより前部の開きが深いスクープネック、Vネックをはじめ、今っぽいボートネックやモックネックの4つ。それぞれの違いとコツを紹介します。

〇スクープネック
いわゆる「丸首」になったクルーネックよりも、やや襟元が開いているタイプをいいます。丸くラウンドしたネックラインが特徴。クルーネックに比べて、デコルテが程よく出るので、V字に開いたジャケットの下に着るときは、比較的にバランスをとりやすいようです。ただ、胸元が薄めな人は、襟が開きすぎていると貧相に見えてしまう可能性があるので、自分の体型に合わせて開き具合を決めるのが大切なのだとか。

山崎さん「エレガントに見せたいときは、Uネックが良いでしょう。あまりに胸元が開きすぎたものは下品に見えることもあるので、ほどほどの開き具合のものを着こなしたいですね」

他に比べややドレッシーに見えるVネックタイプ【写真:Hint-Pot編集部】
他に比べややドレッシーに見えるVネックタイプ【写真:Hint-Pot編集部】

〇Vネック
襟が直線的なV字の形をしたネックラインの総称。直線的な分、クルーネックやUネックに比べて、大人っぽくキレイめなイメージに仕上がります。Uネック同様、開きすぎると下品に見えてしまうことも。狭めなラインを選んだほうが無難なようです。

山崎さん「ジャケットにVネックを合わせると、V字を重ねることになるのでとても斬新です。首元がすっきりと見えて個性的なおしゃれができるでしょう」

流行中のボートネックタイプ。着こなしやすさも◎【写真:Hint-Pot編集部】
流行中のボートネックタイプ。着こなしやすさも◎【写真:Hint-Pot編集部】

〇ボートネック
ゆるやかな曲線で両肩に向けて横に広く開いた、浅い船底型をした襟ぐりのこと。今期のトレンドでもあるボートネックは、品良く抜け感が出せるのもポイントです。ジャケットを脱いだときにも、一枚でサマになるのも嬉しいところ。

山崎さん「胸元が美しく見えるラインだと思います。ジャケットは肩で着るといいといいますが、身体が薄めの方は胸元をカバーするとバランスよく見えます」

胸元をカバーしつつ、カジュアルに着こなせるモックネック【写真:Hint-Pot編集部】
胸元をカバーしつつ、カジュアルに着こなせるモックネック【写真:Hint-Pot編集部】

〇モックネック
「モック・タートルネック」がもともとの語源。「モック」とは、「偽の・みせかけの」という意味の言葉で、タートルネックよりも短く、ネックを折り返さずに着るのが特徴です。折り返さない分、もたつきがなくすっきりと着られます。

山崎さん「こちらもここ数年トレンドの襟ぐりで、カジュアルにジャケットを着こなしたい時のインナーとして向きます。こなれ感も出せるので、おしゃれ上級者の印象に」

 インナー次第で、こんなにも印象って変わるのですね。ワンパターン化しそうなジャケットの着こなしも、この4つの襟タイプを使いこなせば、新鮮な気持ちで着まわせそうです。それぞれの特徴をしっかりととらえて、春のファッションを楽しみましょう。

※山崎さんの崎は、「たつざき」の「崎」

(Hint-Pot編集部)

山崎 友子(やまざき・ともこ)

日本ランズエンド株式会社・PRマネージャー。芸能、スポーツ、そしてファッションと、様々な業界で広報を経験。日本ランズエンドでは2010年にSNS関連をローンチ、責任者に。その当時のアメリカ人の社長からつけられたニックネームEMILY(エミリー)をハンドルネームにして、広報ブログ(プレスダイアリー)を更新中。
http://landsend-blog.jp/blog/
※山崎さんの崎は、「たつざき」の「崎」