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「全然聞こえないなと思って…」 フランス人が日本で違和感 日本人には当たり前の意外な光景とは
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海外に行くと、文化や習慣の違いに驚かされることが多くあります。食生活だけでなく、異なる生活ルールやマナーに困惑するケースもあるでしょう。東アジア出張の合間に初めて日本を訪れたフランス人女性も、休日に東京を観光するなかで、ある光景に深く感銘を受けたといいます。都会の中で目にしたものとは、いったいなんだったのでしょうか。
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大都市・東京で過ごす充実のひと時
フランスからやってきたジョセフィーヌさん。今回は、ビジネスで東アジアの各都市をめぐる出張の途中に、日本にも立ち寄りました。スケジュールの合間を縫って、東京の街へと繰り出しています。
「日本は初めてです。会議は明日からで、1日フリーの時間があったので、今日は朝から浅草、上野、丸の内を回ることにしたんです。初めてうどんを食べることもできたし、満喫しています」
オフの時間を有効活用しようと街を散策するなかで、日本のソウルフードのひとつであるうどんにも初挑戦したことを、充実した表情で話してくれました。
多くの人が行き交う場所で感じた日本人の美徳
オフの時間に観光を楽しむジョセフィーヌさん。そのなかで、心が最も大きく揺さぶられたのは、街行く人々の振る舞いでした。観光に充てたのが日曜日ということもあり、浅草や上野の有名スポットは、身動きが取りづらいほどのにぎわいを見せていたそう。そこを取り巻く環境に、ある違和感を覚えたといいます。
「どこもものすごい混雑なのに、とても静かなことに驚きました。騒音もないし、赤ちゃんや子どもが泣いている声、人の大声が全然聞こえないなと思って……。きっと、みんな思い通りにならなくても怒鳴らずに、ちゃんと相手や状況を待つことができているからなんですね」
日本では公共の場において、周囲の迷惑にならないように静かに過ごすということが、社会全体の大切なマナーとして深く根づいています。無数の人々が密集する空間でありながら、静寂が保たれていることに、ジョセフィーヌさんは感銘を受けていました。そして、日本人には他者を思いやり、感情をコントロールして忍耐強く待つ美徳があると感じ取ったようです。
喧騒の中ですら漂う穏やかな空気感は、そこにいる一人ひとりが互いに配慮し合うことで初めて成り立つ、日本ならではの美しい風景といえるでしょう。初めての日本で、公衆道徳の高さを実感したジョセフィーヌさん。次は仕事ではなく、休暇を取って、ゆっくりと日本での時間を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
