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からだ・美容

春はなぜ眠くなるのか? 3つの理由とスッキリ過ごすための習慣

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

どう対応する? 眠る前と起きてすぐの習慣がポイント

「自律神経の働きが身体に影響していて、働きが乱れると、質の良い睡眠がとれなかったり、日中ぼんやりしたり、睡眠のリズムが崩れたりすることがあります。また、夜にしっかり眠れないと疲れが翌日までもち越され、そのせいで朝起きられなかったり、昼に眠くなったりすることもあります。睡眠の質を上げて日中の眠気を解消するには夜は副交感神経を優位に、朝は交感神経を優位にすること。そのためには、『眠りにつく前』と『起きてすぐ』の行動がポイントです」と川嶋氏はコメントします。

 どう、対応したらよいでしょうか? 川嶋氏は、寝る前と起きてすぐの習慣として次のようなことを提案します。

【眠りにつく前の習慣】
 副交感神経が優位な状態にして、身体も心もリラックスモードにましょう。しっかり休むことができます。

□スマホやゲームを遠ざける
スマホやデジタル機器をベッドサイドにもち込む人がいますが、睡眠の質の観点からはおすすめできません。スマホをはじめ、液晶テレビやゲーム機、パソコンなどのデジタル機器が発するブルーライトには覚醒作用があり、交感神経を刺激するからです。質の良い睡眠をとるためには、スマホなどは別の部屋に置いて、ブルーライトが目に入らないようにしましょう。

□目もとや首もとを温める
首は短時間で温かさを感じる「ホットポイント」。寝る前に蒸しタオルや温熱タイプのシートで心地よく温めてみましょう。副交感神経のスイッチが入って寝つきやすくなります。目もとは、蒸しタオルやホットアイマスクなどで光を遮断しながらじんわり温めてみましょう。短時間で副交感神経が優位になり、リラックスできます。

【起きてすぐの習慣】
 交感神経をスイッチオンにして一日のスタートを切りましょう。

□決まった時間に起きることを心がける
もしすっきり目が覚めなくても、決まった時間にベッドから出て、朝日を浴びましょう。身体には、朝日を浴びてから14~16時間後(7時に起きた場合は21~23時ごろ)に睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が分泌されるというリズムが備わっているからです。

□温かな飲み物を飲む
起きたらまず温かなものを口にし、おなかから温めると交感神経のスイッチが入り、身体と心が目覚めます。紅茶やお茶に含まれるカフェインは刺激の強い成分ですが、朝に少量をとるのならOKです。

 春の天気は変わりやすいもの。寝る前、起きてすぐの習慣で、気圧の谷も寒暖差もストレスも乗り切って、すっきりと過ごしたいです。

(Hint-Pot編集部)