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「実際に行ってみた」 アメリカ人研究者が夢中に 人生に影響を与えた日本アニメ、その舞台とは
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漫画やアニメをきっかけに、日本語や日本の文化に興味を持つ外国人は少なくありません。日本に住むアメリカ人研究者のスティーブンさんも、そのひとりです。なかでも、自分の進路に少なからず影響したアニメがあったようです。実際に作品の舞台とされる場所を訪れるほど夢中になったそうですが、いったい、どこだったのでしょうか。
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幼少期から日本の漫画やアニメに触れる
アメリカ・ニューヨーク出身のスティーブンさんは、2年半前に来日し、現在は沖縄科学技術大学院大学で研究員として働いています。専門は量子力学です。
幼少期から日本の漫画やアニメの影響が大きく、自然と日本語を学びたいと思うようになったといいます。
「子どもの頃に触れていた文化のなかに、日本のものがたくさんありました。漫画やアニメの影響も大きかったですね。それで日本語を学びたいと思うようになりましたし、実は物理を選んだことにも少し影響していると思います」
パラレルワールドに興味を持ち、物理学を専攻
スティーブンさんには、作品の舞台とされる場所に足を運ぶほど夢中になった日本のアニメがあるそうです。
「ある作品の舞台が白川郷だったので、実際に行ってみたんです。物語のなかに神社が出てきて、そこでは木の札に願いごとを書くんですね。僕も書いてみたんですが、日本語を書くのはあまり得意ではないので、全部ひらがなで書きました(笑)」
岐阜・白川郷といえば、ゲームを原作とするアニメ「ひぐらしのなく頃に」に登場する架空の村のモデルとして知られています。同作では、同じ時期を繰り返しながら、異なる展開をたどる複数の世界が描かれています。スティーブンさんは、こう続けました。
「僕は、並行世界やパラレルワールドのようなものに興味があるんです。多くの人は得意だから物理を選ぶのかもしれませんが、そういうものが本当にあり得るのかを理解したくて、知りたいことがあったから量子力学を選びました」
「何度も崖にしがみついているような感覚」
しかし、物理の道を歩み続けることは、決して平坦ではなかったといいます。
「物理の世界に残るのは、何度も崖にしがみついているような感覚でした。映画で、崖から落ちそうになっている人の指を、悪役が踏もうとする場面がありますよね。ああいう感じです。何度も必死にしがみついていました」
とくに苦労したのは、博士課程で受けた試験でした。3つの試験を同時に受けなければならず、ひとつでも落とせば、プログラムからはずされてしまうという厳しいものだったと振り返ります。
「友人と一緒に、毎日5時間くらい勉強していました。仕事をして、そのあとに5時間勉強するんです。それを4か月ほど続けました。最終的には、僕はなんとか合格できました」
幼い頃に触れた日本の漫画やアニメは、日本語を学ぶきっかけとなり、物理を選ぶことにも影響を与えました。興味を持ったことを「本当に知りたい」と追いかける姿勢は、今の研究にもつながっているようです。
(Hint-Pot編集部)
