インタビュー

県立高校からハーバード大首席卒業 日本女性が実践する目標達成のステップ

著者:Hint-Pot編集部・白石 あゆみ

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目の前のタスクをこなすことでネガティブ思考とおさらば

 大変な受験期間を経て、ハーバード大学に現役合格した廣津留さんだが、海外留学する日本人が減少傾向にあるといわれているいま、日本の学生たちにアドバイスがないか聞いた。

「社会人になって忙しくなる前に、日本を外から見るのは大切なことだと私は考えます。正直、海外の大学を受験するのはすごく面倒くさいと思います(笑)。日本の大学なら、高校の先生や友人が応募の仕方を教えてくれる。けれども海外の場合は前例がなく、聞ける人が周囲にいないことも多いと思います。でもインターネットで検索すれば5秒で出てきますよ。一度調べてみて、本当に面倒くさそうだなと思ったら違う道もあるかもしれませんが、実際のところそこまでハードルは高くはありません。奨学金を探すにしても、学校など利用できるリソースは全部使ったほうが絶対にいいです」

 しかし、どうしてもアメリカの名門・ハーバード大学を受験というと、何から手をつければいいか分からないと思う人も多いだろう。そこで、廣津留さんは細かなステップ分けをおすすめしている。

「新年度の目標を立てた方も多いと思いますが、半年も経てば多くの人が目標自体を忘れているのではないでしょうか。でも四半期ごとの目標、月ごと、週ごと……どんどん細かく設定することで、今日できること、次の5分でできることがはっきり見えてきます。5年後にハーバードに合格したいなら、1年後に大学見学に行く、そのためにはお金を貯める、じゃあまずは節約する方法を考える。なんて楽しみになるような目標を混ぜ込むのもいいですね。どんなに大きく見える目標も、細かく割っていけばプレッシャーも軽減します」

 目標を達成するには、とにかく目の前にあることをこなすことが一番大切だと、廣津留さん。今、何ができるかを考え、目の前のタスクをこなし、ネガティブなことを考えないようにする。廣津留さんは自らの努力で道を切り開いてきた。それと同じように誰もがそのチャンスを秘めているのだ。続く。

略歴 廣津留すみれ(ひろつる・すみれ)
バイオリニスト。Smilee Entertainment社 CEO。1993年大分市生まれ、現在はニューヨークに在住。小中高まで地元の公立学校に通う。2012年ハーバード大学に現役合格。首席卒業後は、ジュリアード音楽院の修士課程に進学。2018年に首席で卒業した。卒業後は、ニューヨークで起業。バイオリニストとして世界的チェリストヨーヨー・マとの度々の共演やゲーム「ファイナル・ファンタジー」シリーズのサントラ録音など、ジャンルにこだわらず幅広く活躍。毎夏大分でハーバード大学生による小中高生向け英語セミナー「Summer in JAPAN」を開催するなど、多方面に事業を展開中。2019年初の著書『ハーバード・ジュリアードを 首席卒業した私の 「超・独学術」』(KADOKAWA/中経出版刊)を執筆。https://www.amazon.co.jp/dp/4046040335/
4月20日(土)J-WAVEにて20時よりゲスト登場予定。

(Hint-Pot編集部・白石 あゆみ)