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出費がかさむGW 冬物衣類はクリーニング屋いらずの洗濯術で節約を
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教えてくれた人:大貫 和泉(アクロン)
GWに家庭洗いで冬物一掃 害虫対策もできて一石二鳥
今年は、4月に入ってから寒い日もあり、コートやニット類など冬物衣類の片付けのタイミングを逸している人も多いのではないでしょうか。クリーニング店にすべて出すとなると、けっこうなコストに。しかも、ゴールデンウィーク(GW)に家族でお出かけの予定があれば、なおさら出費がかさみます。そこで、家庭洗いのコツをライオン株式会社のお洗濯マイスター・大貫和泉さんに教えていただきました。「遅くとも5月のゴールデンウィークまでには冬物衣類のしまい洗いをおすすめします」と言います。なぜでしょう?
冬物の衣類といえばウールが多いですが、翌シーズンに着ようと思って出してみたら「虫食いで穴が開いていた」ことがありますよね。お気に入りの衣類をせっかく洗って収納したのに、虫食いの被害にあうなんてショック。ライオン株式会社の調べによると、衣類の害虫として考えられるのは、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガなど。大貫さんは次のように解説します。
「これらの害虫が衣類を食べるのは幼虫の時期。多くの害虫は春から夏にかけてサナギから成虫になり、産卵期を迎えます。衣類などに卵を産み落とすと、その卵が孵化(ふか)して幼虫になり、衣類を食べます。毛や絹などの動物性繊維が主ですが、合成繊維や綿などでも食べこぼしが残ったまま放置されると、そこを中心に食害されることがあります。多くの害虫は5月のゴールデンウィーク明けには成虫になるので、冬物衣類のしまい洗いは、成虫が産み落とした卵ごと収納してしまわないように、遅くとも5月のゴールデンウィークまでには行うことをおすすめします」
つまり、この大型連休中には、家庭洗いで汚れをしっかり落として片付けたいところ。節約にもつながり、一石二鳥といえそうです。