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「アーモンドミルク」の人気がスゴイ 魅力とレシピを専門家が解説
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牛乳、豆乳に次ぐ“第3のミルク” 「アーモンドミルク」の魅力を探る
最近、スーパーなど店頭でよく見かけるアーモンドミルク。料理やドリンクメニューに取り入れているレストランやカフェもありますよね。アメリカを中心に美や健康志向の高いセレブやモデルたちが愛飲していると言われ、“スーパーフード”として知られています。
日本では2013年にブルーダイヤモンド「アーモンドブリーズ」が初めて市場に出回ると、翌14年には江崎グリコが「アーモンド効果」を発売。その後、牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」として他メーカーも続々と参入し、15年には25億円市場、17年には41億円規模の市場に拡大しました(日本テトラパック株式会社提供・インテージSRI「アーモンドミルク市場調査」)。ここ5年で急成長の売れ筋になっています。
慶應義塾大学医学部化学教室の教授で医学博士の井上浩義氏は、アーモンドミルクの魅力を、こう説明します。
「原料のアーモンドにはビタミンE、オレイン酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養成分がたっぷり含まれています。豊富な栄養素を効果的に吸収するためには、粒のままよりもアーモンドミルクのように液状であるほうが良いという研究報告もあり、硬い粒を噛む必要がないという点で、そしゃくが苦手な子どもや高齢者にも向いていると言えます。すぐにエネルギー補給ができるので、スポーツ中や後に糖分を加えて摂取する疲労回復の飲料としても適しています」
近年、ナッツ類の美容・健康効果が見直されているブームに加え、摂取のしやすさも人気の秘密のようです。