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大型連休に注意したい自動車トラブル 「あおり」「酒気帯び」「酒酔い」 危険運転に弁護士が警鐘
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教えてくれた人:西尾 公伸
今年のゴールデンウイークは、10連休ということもあり、長期間にわたって行楽地に出かけるケースも想定されます。自動車で移動の際には渋滞も予想されます。高齢者の運転事故もクローズアップされていますが、日頃ハンドルを握らないペーパードライバーが運転するケースもあり、不慣れなための事故もあるかもしれません。楽しい連休から一転、トラブルに巻き込まれる事態は避けたいところ。危険運転といえば、あおり運転や飲酒運転などが考えられます。そこで、大型連休に気をつけたい自動車運転のトラブルについて、弁護士の西尾公伸氏に聞きました。
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渋滞でイライラ? 自動車運転のトラブル「あおり運転」とは
――「あおり運転」とは、具体的にどういったものでしょうか?
「あおり運転とは、極端に車間距離を詰める、幅寄せ、蛇行運転、ハイビームやクラクションなどで威嚇するなどにより交通の危険を発生させる、自動車等の運転行為です。あおり運転は『車間距離保持義務違反』として扱われることが多いですが、事故や死傷者が生じた場合は『過失運転致死傷罪』や『危険運転致死傷罪』とされる可能性もあります」
――どう対処すれば良いでしょうか?
「まずは相手にしないことです。あおり運転をされた時は、車の窓を閉め、施錠をしたうえで、安全な場所に停止して避難しましょう。万が一、車を停止した時にあおり運転をしてきた相手が車から降りてきた場合には、絶対にドアや窓などを開けて話をしようとはせず、すぐ警察へ通報してください」
――録画などは有効ですか?
「ドライブレコーターなどの録画であおり運転をされたことを証明できれば、警察に通報し相手を罰してもらえる可能性がありますので、当事者だけで解決しようとはせず警察に通報し、弁護士に相談しましょう」