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大型連休に注意したい自動車トラブル 「あおり」「酒気帯び」「酒酔い」 危険運転に弁護士が警鐘

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:西尾 公伸

お酒を飲んでの運転は絶対ダメ! 飲酒運転「酒気帯び」と「酒酔い」の違いとは

――危険運転というと飲酒運転もありますね。
「つい連休だからと気が緩んでお酒を飲むこともあるかもしれませんが、お酒を飲んだら絶対に運転してはいけません。飲酒運転には大きく 『酒気帯び運転』と『酒酔い運転』の2つがあります。酒気帯び運転は、明確な基準があり、血液1mlにつき0.3mgまたは呼気1リットルにつき0.15mg以上のアルコールを体に保有した状態で車両を運転することを言います。この基準を超えて酒気帯び運転と認められれば、それ以上のアルコール量の区別なく『3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられます」

――酒酔い運転はどうなのでしょうか?
「酒酔い運転は、呼気アルコール濃度等の明確な基準はなく、『ろれつがまわらない、ちゃんと喋れない』『千鳥足で真っ直ぐ歩けない』などで判断されます。酒酔い運転と認められれば、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。簡単にいうと、『酒酔い運転』は、『酒気帯び運転』よりもアルコールの影響で正常に車両を運転できない恐れがある状態で運転すること。そして、罰則もより重くなります」

――飲酒後、何時間経ったら車を運転してよいのかという話になりますが。
「飲酒した人の体格や性別、飲酒の量、アルコールの種類、当日の体調などにもよります。アルコールが抜けるまでの時間は個人差もありますが、自分でアルコールが残っていると少しでも感じるのであれば、車の運転を控えましょう」

 新元号「令和」に切り替わる大型連休。被害者にも加害者にもならないために、自動車でお出かけの際は、特に気を付けましょう。

弁護士法人法律事務所オーセンス
弁護士 西尾公伸(第二東京弁護士所属)

(Hint-Pot編集部)