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納豆・冷ややっこに合う 「薬味」を添える感覚で取り入れたい調味料とは?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

納豆(写真はイメージです)【写真:写真AC】
納豆(写真はイメージです)【写真:写真AC】

新発見「薬味を添える」感覚 納豆や豆腐にも

 佐藤氏お薦めの食べ方を紹介します。

〇納豆
【材料】(1人分)
納豆 1パック
エクストラバージンオリーブオイル 小さじ1
オクラ 1本
梅干し 1個

【作り方】
1、オクラは生のまま小口切りにする
2、梅干しは種を除いて、包丁で細かくたたく
3、納豆に、1のオクラ、2の梅干し、オリーブオイルを入れ混ぜ合わせる

【ポイント】
 梅干しの酸味や生のオクラのシャキッとした食感が、納豆特有の臭いや味、食感をカモフラージュするので、納豆嫌いの人でも食べやすくなります。オクラとオリーブオイルの風味は、ともに「緑の香り」と呼ばれる青葉アルコールや青葉アルデヒド。納豆に“新鮮味”を添えます。オクラのβカロテンやビタミンE、ビタミンK、納豆のビタミンKは脂溶性で、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。βカロテンやビタミンEの抗酸化作用は生活習慣病の予防に、ビタミンKは骨粗鬆症の予防に役立ちます。

豆腐(写真はイメージです)【写真:写真AC】
豆腐(写真はイメージです)【写真:写真AC】

〇豆腐
【材料】(1人分)
豆腐 1/2丁
エクストラバージンオリーブオイル 小さじ2
塩 ふたつまみ
粗挽き黒こしょう 適宜

【作り方】
1、豆腐をキッチンペーパーで包み、皿などを重しにして30 分ほどおいて水気をきる。
2、器に盛り、オリーブオイルをかけ、塩、好みで粗挽き黒こしょうをふる

【ポイント】
 豆腐の水気をきると、“豆の風味”が濃縮され、絹ごし豆腐はもったりとした濃厚な味わいになります。エクストラバージンオリーブオイルの「緑の香り」はシソなどの薬味の「緑の香り」と同じ成分。薬味が無くても、薬味の風味と“新鮮味”が備わります。しょうゆで食べると、しょうゆ特有の風味とうま味で、豆腐の甘味や風味を感じにくいです。塩は塩味だけなので豆腐の風味を前面に押し出す効果があります。豆腐の大豆イソフラボン、エクストラバージンオリーブオイルのβカロテンやビタミンE、ポリフェノールなどはすべて抗酸化物質で、体全体の抗酸化に役立ちます。また、大豆たんぱく質とエクストラバージンオリーブオイルのオレイン酸は、ともに血中LDLコレステロールの低下に役立ちます。

 パスタ料理やサラダのドレッシングなどに使うことが多いかもしれませんが、“薬味を添える感覚”で、和食などのいろいろな料理に足す感覚で取り入れれば、幅広く活用できそうです。

(Hint-Pot編集部)