育児・家族

子どもの“寝だめ”はアリ? GW中に知っておきたい睡眠の疑問

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:成田 奈緒子

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睡眠は大切(写真はイメージです)【写真:写真AC】
睡眠は大切(写真はイメージです)【写真:写真AC】

 子どもにとって睡眠はとても大切。この大型連休で乱れていませんか? “正しい睡眠を意識した子育てを行うと、体調が万全で、学習能力もあり、感情の制御もできて、衝動性が低く、論理的思考ができて、対人関係でも相手のことを考えてふるまえる、そんな成人になる確率が高くなる”というのは、『子どもが幸せになる「正しい睡眠」』(産業編集センター刊)を上梓した、小児科医で医学博士の成田奈緒子先生。「脳がうまく育ってない」ことが原因で、問題が起こってしまった親子に、専門家として長年向き合ってきた成田先生。今回は子どもの睡眠に関する素朴な疑問を本のなかから紹介します。

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日本の小学生の平均睡眠時間は2時間近くも足りていない

〇疑問1 そもそも子どもの理想的な睡眠時間ってどれくらい?

 成田先生によると、小学生の理想の睡眠時間はだいたい10時間だといいます。しかし、日本全国の小学生の平均睡眠時間は8時間15分(日本小児保健協会、「幼児健康度に関する継続的比較研究」2011)なので、2時間近くも足りていません。また、大人も同様で日本人は男女ともに平均睡眠時間が、理想よりも短いといわれています。

〇疑問2 眠たくなると子どもの手足がポカポカになるのはなぜ?

 眠るときは通常、体温が下がり、起床前の午前5~6時ころから再度上昇することがわかっているといいます。そのため、眠る前には体温を下げなければならず、自律神経の副交感神経の働きで、末梢(手や足など)の血管を拡張させ、血流を増やすのだそうです。つまり、子どもの手足のポカポカは、熱を放出し、体温を下げているサインなのです。