からだ・美容
つい食べすぎてしまうあなたへ 人気ヨガインストラクター直伝の呼吸法
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まず息を吐く 目を閉じてゆっくりと 食後は避けて
〇心身を落ち着かせる片鼻呼吸法
【呼吸法の手順】
1、あぐらの姿勢で、背筋を伸ばして座ります
2、右手の人差し指と中指を折り曲げ、左手は膝の上に置きます
3、目を閉じたまま、両鼻から息を吐き切ったら、親指で右の鼻を押さえ、左の鼻から息を吸います
4、薬指で左の鼻を押さえながら、右の鼻で息を吐き、そのまま右の鼻から息を吸います
5、親指で右の鼻を押さえながら、左の鼻で息を吐きます
6、気持ちが落ち着くまで、3~5を繰り返します
7、目を閉じたまま、右手をヒザに置く。そのまま5呼吸ほど、自然な呼吸で余韻を感じましょう
〇オフィスで行う場合
ヨガの呼吸法の多くは、イスに座ったままでも実践できます。その場合、背もたれには寄りかからず、座面に浅く座って腰を立てます。ヒールの靴を履いている人は、(可能であれば)靴を脱いで足の裏を床に着け、ヒザを90度の角度に保つと、心身の安定性が増します。
【ポイント】
あぐらで座る場合、イスに座る場合どちらも、おヘソから指4本分下に下がった奥にある、丹田に意識を向けて、土台となる下半身を安定させましょう。下半身が安定することで、上半身の余分な力みが抜け、スッキリと背筋が伸び、心地よい呼吸が行えます。また、吸う息、吐く息の感触を丁寧に見つめながら、苦しくならない、心地よいペースで行いましょう。
※呼吸法は横隔膜を大きく動かし、内臓に刺激を与えるので、食後は避けて行って下さい。
ゆったりとした深い呼吸に導かれ、自律神経のバランスが整っていくと、食欲のコントロールのみならず、ストレスや緊張が原因の頭痛や肩こりの緩和にも効果的ですよ。いつでもどこでも、気軽にできる呼吸法の習慣を身につけて、身も心も軽やかに、夏の準備を始めましょう!
(村上 華子)