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高齢ドライバー問題 米国でも深刻化 車大国の免許事情とは

著者:パツワルド敬子

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アメリカ・サンフランシスコの車道(写真はイメージです)【写真:写真AC】
アメリカ・サンフランシスコの車道(写真はイメージです)【写真:写真AC】

 アメリカ・サンフランシスコに在住の、美容家で翻訳家のパツワルド敬子さんがアメリカ発のトレンド情報をお届けします。今回は、日本でも社会問題化している「高齢ドライバー」について。高齢者の交通事故率が増えつつあることは、アメリカも例外ではないようです。日本では高齢者の交通事故状況の早急な改善策が求められていますが、自動車大国アメリカでは、どのような対策を行っているのでしょうか? パツワルドさんがカリフォルニア州のケースを2回に分けて紹介します。前半はアメリカの高齢者と免許事情についてです。

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米国でも議論の的 高齢者ドライバーの免許保持や返納

 トン単位の重さで時速100kmを超えて進む車。今や、なくてはならない便利なものですが、使い方を間違えると“走る凶器”にもなってしまいます。さまざまな法律で運転技術にキツく縛りを課すことで、殺人の危険性を抑えているといっても過言ではありません。

 悲惨な自動車事故をなくすためには、どうしたら良いのでしょうか? 特に近年、アメリカでは対策すべきことのひとつとして、高齢者ドライバーへのケアが挙げられます。体に衰えがでてくる高齢者が、他の年齢層と同じ法律のもとで運転をしていても良いものかなど、高齢による免許の保持・返納については、日本だけでなくアメリカでも常に議論の的になっています。

 2030年には、5人にひとりの運転手が65才以上になるといわれるアメリカ。しかし広い国土のなかで、一部の都市部を除いては車がない生活は難しいのが現実です。ではどんな高齢ドライバー対策が行われているのでしょうか? カリフォルニアの場合を記したいと思います。