Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

シースルーや冷凍が人気 平成最後の正月に食べるおせちトレンド

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

人気の「博多久松」の冷凍おせち【写真:Hint-Pot編集部】
人気の「博多久松」の冷凍おせち【写真:Hint-Pot編集部】

“手抜き”じゃなく“手間抜き” 冷凍食品人気はおせちにも

 平成最後のお正月。みなさん、おせちはどうしますか? Hint-Pot編集部では、2018年に話題となったワードにちなみ、「冷凍おせち」と「シースルーおせち」に注目しました。

 フランスの人気冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」の上陸もあり、今年は特に「進化」とか「おいしい」とか、冷凍食品に対するイメージが変わってきたように感じます。「働く女性が増えている現在、冷凍食品の抵抗感が徐々に低くなっているように思います。冷凍食品を使って手間を省いた分、その時間をほかに有効活用できたら良いですよね。冷凍おせちもそのひとつ。“手抜き”じゃなくて“手間抜き”です」と語るのは、冷凍食品ジャーナリストの山本純子氏。冷凍庫のスペースを確保できれば、冷凍おせちは解凍前の賞味期限が長いので、時期に余裕をもって取り寄せられるし、きれいに盛り付けられた状態で届くというのも良いですね。

 山本氏によると、冷凍おせちが出現したのは1980年代ごろ。国内向けというよりも、海外在住の日本人向けに開発されたそうです。90年代後半になると、冷凍宅配業者が盛り付け済みの冷凍おせちを発売。洋風、中華風の冷凍おせちも人気を呼び、「第1次冷凍おせちブーム」が到来しました。2011年の東日本大震災後、自然解凍できる冷凍食品などが注目され、「正月は皆でおいしいものを囲む」といった「絆」需要も高まりを見せました。インターネット通販市場の発展で冷凍おせちが買いやすくなり、冷凍食品に対するイメージ変化もあって、現在は「第2次ブーム」と言えるそうです。