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管理栄養士に聞いた「太りにくい」コツ 遅い時間の夕飯どうする?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:森川 有子

温かいスープ【写真:写真AC】
温かいスープ【写真:写真AC】

消化に良いものを控えめに 夜遅めの生サラダは体が冷えて胃腸にも負担が

――前もって分食する時間もなく、遅い時間の夜ごはんになった時に食べるものとしてはサラダが良いように思いますが……。
「遅めの夜ごはんでのポイントは、消化に良いものを控えめに食べる、ということです。ヘルシーなイメージで生サラダを選ぶ人もいるかもしれませんが、夜遅い食事の際には、実はあまりお勧めできません。冷たい食事は血流が悪くなり、代謝が低下し脂肪をためこむ体にもなりがちです。また、食物繊維が含まれていることは良いのですが、消化に時間がかかります。ですから、遅い時間に食べると寝るまでに消化できず、胃腸に負担のかかる場合があります」

――温かい食べもののほうが良いのですね?
「野菜も火が通っているものが、良いと思います。たとえばサラダなら、生よりも温野菜サラダとか、野菜がたっぷりのポトフやミネストローネも良いですね。豚肉の栄養もとれる豚汁もお勧めですね」

――食べ方のコツはありますか?
「脳の視床下部には、おなかがいっぱいだと感じる満腹中枢があると言われています。よくかんで食べると満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎを防止できます。ダイエットとは、食事制限や激しい運動ではなく、生活の仕方です。規則正しい生活が一番ですが、現代では同じ時間帯に食事をするというのはなかなか難しいですよね。一食だけでみるのではなく、自分が何をどれくらい食べているのかを把握してみましょう。今日はこうだったから明日はああしよう、今週は偏ってしまったから来週はバランスを意識しようなど食生活を工夫する意識が大切です」

(Hint-Pot編集部)

森川 有子(もりかわ・ゆうこ)

管理栄養士、ダイエットコーチ、薬膳アドバイザー。
栄養相談室・有美食工房(https://www.atelier-y.jp/)代表。自らの過酷なダイエット生活の経験がきっかけとなり栄養士の道へ。2000年シドニー五輪では現地パーク内レストランでスタッフとして勤務。その後、運動・栄養・休養の3つの健康の柱を軸に、カウセリング、コーチングのスキルも習得。テレビやラジオ出演、雑誌の執筆など幅広く活躍。企業、個人に向けてのウェイトコントロールのコンサルティング、スポーツ選手や芸能人に対してダイエットコーチングも行う。森川千有として女優としても活動。