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薬膳の知恵で暑さにバテない体作り あさりを使った滋養スープの作り方
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薬膳スープの作り方を紹介 今から飲んで夏に備える
〇あさりと緑豆春雨のスープ
【材料】(2人分)
あさり(砂抜きしたもの)200グラム
緑豆春雨 30グラム
キャベツ 2枚
ショウガ 1かけ
水 400ml
酒 大さじ2
しょうゆ 少々
塩 適量
こしょう 適量
【作り方】
1、砂抜きをしたあさりは、殻と殻をこすりあわせるようにして洗いザルに上げる
2、緑豆春雨はお湯で戻し、食べやすい長さに切る。キャベツとショウガは千切りに
3、水が沸騰した鍋にあさりを入れて、しばらく煮込む※
4、あさりを殻ごと煮出したスープに酒とキャベツ、緑豆春雨を加える
5、キャベツがクタっとし、春雨が食べごろになったら、しょうゆを加える
6、仕上げに塩とこしょうで味を整える。皿に注ぎ、ショウガを飾って完成
※薬膳の知恵では、あさりの身を楽しむのではなく、「あさりの殻に優秀な働きがある」と考えるので、時間に余裕にある場合は、分量よりも多めのお湯で、あさりを殻ごと30分程コトコトと煮だし、殻のエキス、あさりのうま味がたっぷり出たスープを作ります。手軽に作りたい方は、分量の水でアサリの殻が開いてから10分程度煮込めばOKです。
【薬膳の知恵 食材の働き】
あさり・・・熱のこもりを鎮め、むくみを取る。血を補う働きも
緑豆春雨・・・水の流れを促し、利尿効果を高める
キャベツ・・・胃の気を補い、消化の働きを元気にする
ショウガ・・・発汗作用を促し湿気を出す
あさりの働きに加えて、このスープのポイントは、水分の代謝を上げる働きがある、「緑豆」から作られた「緑豆春雨」を使うこと。春雨が入るので、このスープ一品でもしっかり食べ応えのある朝食になりますよ。一日を始める朝食は、温かい食事で、内臓の温度を下げないことが疲れにくい体をつくる秘訣です。ぜひ、あさりが美味しい季節に、滋養あふれる味をお楽しみ下さい。
(村上 華子)