ズボラさんは周りを巻き込んで大げさに掃除するのがコツ!?

　では逆に、ズボラで面倒臭がりな性格である人はどうすればいいのでしょうか。

　掃除は、週に1～２日程度でいいので掃除機をかける日を決めておき、スケジュールに組み込んでおくのが良いでしょう。

　こうしてあらかじめ決めておくことで「やらなきゃ！」という心構えが出来てくるので、当日、そこまで面倒臭いと感じずに掃除をすることができるようになります。また、同居している家族がいるならば、家族にその旨を告げておき、一緒に掃除をしてもらうなど、協力してもらうようお願いしておきましょう。

　掃除機は機能で選ぶのではなく、できるだけフレキシブルなタイプを選ぶのもポイント。スティックタイプ、床置きタイプのいずれの場合も、簡単にノズルを取り換えられるものや、ワンタッチでゴミが捨てられるもの、先端のブラシの清掃が簡単なものなど、掃除に伴う処理がラクに出来るものを最初から選んでおくことで、「面倒臭い」という気持ちを軽くすることができます。

　収納も同様に、できるだけ簡単に収納でき、手軽にメンテナンスが行える家具を選ぶのがコツ。中でもこだわりたいのは「奥行きの浅さ」です。奥行きの深い収納をズボラさんが使ってしまうと、奥のほうに入れてしまったものは、二度と取り出さずに終わってしまう可能性が高いもの。取り出しやすくしまいやすい奥行きの浅いもので、扉を開いたときに全体を把握できるような収納を選ぶといいでしょう。

　また、よく使うものは手に取りやすい場所に。めったに使わないものはいっそのこと捨ててしまうくらいの気持ちで大きな断捨離を行うのもアリ。伊藤さんいわく、「ズボラだという自覚があるのであれば、できるだけ物を持たないようにすることも大切」なのだとか。

「“性格”というのは、個人個人が抱いている”価値観”の現れ。美しい生活、快適な生活を送りたいと思うのであれば、自身の価値観に合った掃除方法や収納を整えてください」と伊藤さん。

　どうにもこうにも、上手に部屋を片付けられない……というのであれば、一度自身の性格を見直し、性格にあった掃除機や掃除道具、収納に変えちゃいましょう！

（和栗 恵）