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今年の夏は野菜が高騰? 暑さをしのぎ家計も助ける「食べられる緑のカーテン」トップ3

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

食べられる緑のカーテン(写真はイメージです)【写真:写真AC】
食べられる緑のカーテン(写真はイメージです)【写真:写真AC】

 気象庁が発表した今年の夏の天気予報によると、エルニーニョ現象の影響により全国的に降水量が多く、気温は平年並み~やや高くなるとされています。とくに九州~関東、北陸にかけては夏空が少なく、天候不順な夏になるとの予測が出ていて、すでに夏野菜の高騰が心配されています。そこでおすすめしたいのが“食べられる緑のカーテン”です。マンション住まいでも、ベランダから可能なケースも。夏の日差しや強く打ち付ける雨を避けることができ、さらに家計の足しにもなってくれるつる性の野菜を育ててみましょう。

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そろそろ植え付け開始 環境にも家計にも優しい「緑のカーテン」のすごい力!

 緑のカーテンには「強い日差し(赤外線)を反射し遮る効果(遮光効果)」と、「周辺の気温を下げる効果(ラジエター効果)」のふたつがあるとされています。とくに後者は、植物が地中から吸い上げた水を汲木の中に蓄え、葉の表面から水を蒸発させ、植物自身が熱くなりすぎないよう保つ作用により、打ち水を行ったのと同様の効果をもたらしてくれるそうです。

 植物の力を借りることで、よしずやすだれ、カーテン、テントなどで日光を遮るよりも的確に、“涼”を得ることができるのです。

 また、緑のカーテンにより周辺の気温を下げれば、エアコンの消費電力も下がります。エアコンの消費電力が下がるということは、ヒートアイランド現象や地球温暖化対策にも効果があるということ。南向きの窓や壁を覆うように緑のカーテンを設置すれば、我が家を涼しく保つのはもちろん、地球を守ることにも繋がるのです!

 でも……実際に何を植えればいいのか、どれくらい手間がかかるのか、考えただけでも面倒臭い! なんて人もいらっしゃいますよね? そこで、神奈川県で農家を営む方に、素人でも育てやすく、美味しくいただける「緑のカーテン」に最適な野菜を教えていただき、トップ3を決定しました!