料理・グルメ

LA在住ナチュラリストのお弁当アイデア4選 家族も身体も喜ぶ華やかテク

著者:小田島 勢子

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庭でとれたエディブルフラワー【写真:小田島勢子】
庭でとれたエディブルフラワー【写真:小田島勢子】

3.みんながあまり使わない食材を使う

 これは、私の遊びごごろと食べていただく人へのほんの少しのサプライズとして、毎回1品か2品は取り入れています。

 ケールのお浸し、ビーツのきんぴら、ドレッシングやディップにハーブを入れたり、普段聞きなれないものや、合わせることのない食材を組み合わせてみたりします。

 ワイルドライス(マコモダケの種でスーパーフードの一種)のピラフや、そうめんカボチャ(金糸瓜)のペペロンチーノ。庭で育てているエディブルフラワー(食用花)でサラダを作ることもあります。

 日本で作る際は、ヨモギやハコベ、ミントなど薬草をたっぷり使い、つぼすみれやタンポポ、ヒメジョオンなど食べられる野の花をサラダに添えます。

いろどり豊かな7色サラダ【写真:小田島勢子】
いろどり豊かな7色サラダ【写真:小田島勢子】

4.「いろどり」を豊かに

 私のお弁当作りで一番のテーマともいえるのが「いろどり」です。

 食べる人が子どもでも大人でも、お弁当のフタを開けた瞬間の笑顔を想像して、絵を描くように食材をお弁当箱に詰め込みます。その日のテーマを決めて空間を埋めていくので、私にとっては一番ワクワクする瞬間です。

 そして、色で楽しんでもらうこととは別に、もうひとつ大切にしていることがあります。それは野菜の色ごとに異なる栄養素を意識することです。お弁当の「いろどり」を豊かにする“カラフルな食材”は、“フィトケミカル”と呼ばれる成分を有しており、抗酸化力がたくさん備わっているといわれます。そしてそれぞれの色素ごとにビタミンやミネラル、抗酸化作用が異なります。

 バランスが良い健康的な食事とは、ただ単に3大栄養素のたんぱく質、炭水化物、脂質が揃った食事を指すのではなく、それを身体に取り込む時や、ケガや病気などで傷んだ部分を修復するときに大きな助けになってくれる、ビタミンやミネラルも含んでこそだと思っています。

 どの食材にどんな栄養素が含まれているかを詳しく知ることよりも、それぞれの野菜に含まれた自然の色を食事に取り入れることを意識してみるとよいかもしれません。

週末に家族でファーマーズマーケットへ【写真:小田島勢子】
週末に家族でファーマーズマーケットへ【写真:小田島勢子】

 私のお弁当作りのアイデアを4つほどお話してきましたが、お弁当作りのだいご味は調理だけではありません。

 作るときに込めた思いが、食べてくださる方のエネルギーとなり、「おいしいよ」のその一言が、私のエネルギーになる。

「次に何を作ろうか」とワクワクしながら、今日も名も知らぬ野菜たちを手に取り、ニヤニヤしているミドルエージのアジアンがひとり、ロサンゼルスのファーマーズマーケットをうろついているのでした。

(小田島 勢子)