仕事と家庭　オンとオフの切り替えの早さ　忘れられない言葉3選

　トップで活躍する女優やスーパーモデルたちも子育ての話では、ママの顔を見せるという。そこで共通しているのは、公私の切り替えの早さと加奈さんは話す。

「仕事モードになるときのオンとオフの切り替えがすごいんです。仕事をするときはそこに集中する。子育てするときは、それを思いっきり楽しむように集中する。その精神力。働くママとして私もとても参考にさせてもらっています」

　特に、加奈さんが印象に残っているセレブリティー3人のコメントを聞いた。

〇リース・ウィザースプーン(43)　女優
「食事の準備、通学の送り迎え、就寝前に本を読んだりと、もっと日常的な単純作業が母親としての大きな仕事。とにかくアクティブにスポーツを楽しむこと、そして自立心を養うための自由な空間を与えること」

〇ヘレナ・クルティンセン（50）　スーパーモデル
「自信が揺らぐのは自然なことです。長い人生を通じていつでも起こります。人生には良い時もあれば悪い時もあります。自分を信じ直感に従うことです」

〇キーラ・ナイトレイ(34)　女優
「私は働く母親の娘として育って、母親が働く姿を目にすることが自分と自分の感性にとって、どれだけ大切なことだったかわかっている。自分の娘にも私が愛してやまないことをしている姿を見て欲しいと思う」

「マガジンで発信したセレブリティーたちのライフスタイルが、読んだ人の人生を歩むうえで新しい考え方やヒントを得るきっかけになったらとうれしいですね。また日本のことも世界に発信していきたいですし、ニューヨーク生活で自分が得たことを、日本に広めてなにか社会貢献ができたらと考えています」

　エネルギーあふれる情報発信をしていきたい――加奈さんは、そう締めくくった。