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ジメジメ梅雨時期は押し入れの布団にカビも 「除湿」するコツ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:垣永 大輔

押し入れの中の布団も湿気を含む(写真はイメージ)【写真:写真AC】
押し入れの中の布団も湿気を含む(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 雨が続くと洗濯物がなかなか乾かず、部屋干しでニオイが気になることもあります。洗濯物以外に意外と見逃しているのは、布団を収納しているスペース。布団がたっぷりと湿気を含んでしまい、放っておくとカビが生えたり、知らないうちにニオイが発生していることもあるそうです。押し入れがあるご家庭は、今一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。気温が低くても蒸し暑さを感じるこの時期。快適に過ごすために、ダイキン工業の広報・垣永大輔さんに、エアコンでの除湿運転を活用した対処法を聞きました。

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梅雨が続くとダニも繁殖しやすい環境に 家の中の湿度を下げる

 梅雨は湿気が多いため、気温が低くても蒸し暑さを感じることがあります。垣永さんによると「体感温度は『温度』だけでなく、『湿度』『気流』『輻射(窓や壁の温度)』『着衣量』『活動量』の6つの要素によって決まります。つまり、湿度が高いほど、体感温度が上がります」といいます。

 梅雨の時期が続くと湿度が80%を超え、カビやダニの繁殖に適した環境になるそうです。カビやダニは人にアレルギーを引き起こすアレル物質であるため、繁殖しやすい梅雨時期は、そのリスクが高まるそうです。そこで家の中の湿度を下げるのが、快適に過ごすコツ。エアコンの「除湿」機能を上手に活用するのがポイントに。

「除湿は、冷房と役割が異なります。冷房運転は『温度』を下げることが目的で、除湿運転は『湿度』を下げることが目的です。温度が高くなる真夏などは『冷房運転』が適切ですが、梅雨などの「湿度」が高いときには、肌寒くなりにくい『除湿運転』がおすすめです」

 ちなみに、除湿運転には、弱めの冷房運転で温度を少し下げて除湿する「弱冷房除湿(ドライ)」と温度を下げた空気を、ちょうどいい温度に暖めなおしてから部屋に戻す「再熱除湿」など2つのタイプがあるといいます。「再熱除湿」は暖めなおす分、電気代はかかってしまいますが、最近では2つのタイプを合わせたハイブリッドタイプの機種もあり、より電気代をおさえて除湿できる機種もあるようです。