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夕方のプチ空腹どうする? 間食を「味方」にするコツを聞く
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教えてくれた人:森川 有子
「カロリーゼロ」だからと食べ過ぎ注意 「袋食い」は避けよう
――飲料やお菓子にカロリーゼロなどの表示がある商品を見かけますが、そういうものを活用するのはどうでしょう?
「そうですね。こちらも少量なら良いと思いますが、かえって『カロリーがないから』と安心して食べ過ぎていませんか? 飲料や菓子類に見かける『カロリーゼロ』や『カロリーオフ』の表示に惑わされてはいけません。たとえば飲料では、カロリーオフは100ml中20kcal、カロリーゼロは100ml中5kcal未満であれば表示可能とされています。つまり、カロリーがゼロでない場合もある、ということです。それらを一日に何本も飲み、何個も食べていたら、余分なエネルギーをどんどんため込んでいることになりかねません。カロリーがないと書いてあるからたくさん口にしても大丈夫ということでなく、やはり適度な量にすることが大切です」
――ダイエット中の間食には向かないものはありますか?
「菓子パン、ドーナツなど油たっぷりのもの、スナック菓子、ショートケーキなど生クリーム系スイーツは避けた方が良いですね。飲み物も炭酸飲料、お砂糖やミルクがたっぷり入った缶コーヒーなどは避けましょう。これから暑くなってくると、アイスクリームなども食べたくなるかもしれませんが、ダイエット中の間食としては、あまりお勧めはできません。どうしても冷たいアイス系が食べたいのなら、軽めのシャーベットを選ぶ方がよいですね。それから大袋に入っているものは要注意。たとえばナッツ類などです。大袋から直接取って口に運ぶ『袋食い』は、ついパクパクと食べ過ぎてしまうので、あらかじめ食べる量だけお皿などに取り分けてから食べると食べ過ぎを防げます」
――どうしても甘いものを食べたい! という時は?
「カカオ含有量の高いビターチョコレートを少量、お勧めします。ココアも良いと思います。カカオはリラックス効果が高いと言われているのでイライラ解消にも役立つでしょう。卵が原料の小さいサイズのプリン、小豆のあんこを使った大福なども選択肢に入れても良いと思います。時間の余裕があれば、温かいハーブティーやお茶などと一緒に間食タイムをあえて作ると、満足感が高まります。だらだらと食べるのではなく、メリハリが大切です。また我慢した反動で夕飯を食べ過ぎてしまうのも避けたいところです。プチプレイクとして、適量の間食で夕方のプチ空腹を乗り切りましょう」
(Hint-Pot編集部)