出産後　初めての母の日にはインスタグラムでメッセージ

　英雑誌「ハロー」によると、メーガン妃は今回の洗礼式に限らず、これまで何度もダイアナ元妃に敬意をはらってきたと報じる。まず、記憶に新しいのが、アーチーくんが誕生してまもなく、今年の5月の母の日だ。メーガン妃は、自身の初めての母の日、そして5月に母の日を迎える各国の母親たちを祝うため夫妻の公式インスタグラムで、アーチーくんと思われる足の写真を投稿した。

　写真は、ダイアナ元妃のお気に入りの花「ワスレナグサ」を背景にしており、そこにはっきりとダイアナ元妃への言及ともとれるメッセージを次のように添えていた。

「過去、現在、これから、そして亡くなっても永遠に記憶に残るすべてのお母さんたちに敬意を表して。あなた方一人ひとりに尊敬の念と祝福を」

夫妻の結婚式は亡き母への思いがたっぷり込められていた！

　2018年にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われた、夫妻の結婚式でももちろんトリビュート。まずは、メーガン妃のウェディングブーケだ。式の1年前にダイアナ元妃を偲び、ケンジントン宮殿の庭園に植えられた白バラに、ダイアナ元妃が好きだったワスレナグサを使って作られたという。

　そして、メーガン妃はその日、夕方からの披露宴に移動する際に、ダイアナ元妃が所有していた、見事なエメラルドカットのアクアマリンの指輪を着用していたことも確認されている。この貴重なジュエリーはおそらく、結婚式の日にヘンリー王子からプレゼントされたものと思われステラマッカートニーのホルターネックドレスを身にまとったメーガン妃と対になり、さらに美しさを増していたと伝えれた。

プロポーズの時から母へ強い思いを込めていたヘンリー王子

　ヘンリー王子が、メーガン妃に贈った婚約指輪に母の形見であるダイヤモンドを使用しているのは有名な話だ。また、その思いを受け取り、メーガン妃はふたりの婚約発表の際のインタビューで、ダイアナ元妃についてこう語ったと報じられている。

「ヘンリー王子の思慮深さを物語る婚約指輪です――そしてお会いすることはできませんが、彼の母が私たちの一部であることを知ることはとても重要なことだと思います。私は、彼の伯母や彼の母の友達のジュリアさんのような、彼女にとってとても重要だった人たちに会うことができ、私は何らかの方法で、彼女たちを通して彼の母の一部を知ることができました。それは信じられないほど特別なことです」

　夫妻が公式に婚約発表を行った場所は、ケンジントン宮殿のホワイトガーデンだった。ここは前述したブーケの白バラが咲いている庭園で、かつてはサンケン・ガーデンとして知られていたが、2017年4月に、ダイアナ元妃の没後20年を記念して開館された。白の花と植物にあふれた庭園は、元妃の生前のスタイルをイメージしている。

　他にも、メーガン妃が初の本格的外遊となったオーストラリア訪問では、ダイアナ妃の蝶のイヤリングを身に着けたり、ダイアナ元妃が生前着用していたキャサリン・ウォーカーのタキシードドレススタイルを連想させるコーディネートで登場するなど、度々話題となっている。

　アーチーくんの非公式の洗礼式をめぐって、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻への非難がやまない英国内。一部の報道ではプライバシーを重視する方針は、ヘンリー王子が主導しているとされている。今後、メーガン妃はオマージュし続けるダイアナ元妃のように民衆から愛されるプリンセスになれるのだろうか。

（Hint-Pot編集部）