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「納豆の日」に考えた 納豆に合う食材ってなに?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:池田 由美

納豆ごはん【写真:写真AC】
納豆ごはん【写真:写真AC】

 7月10日は「納豆の日」だそうです。みなさんは、納豆を食べる際に、トッピングしたり、組み合わせたりするものはありますか? 栄養士で家庭科教員の池田由美さんに聞きました。池田さんの出身地の茨城県では、納豆に切り干し大根が入った「そぼろ納豆」と呼ばれるものがあるといいます。地域や家庭、その人なりの納豆の食べ方があると思いますが、「納豆の日」ということで、組み合わせると良い食材についてを聞きました。

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それぞれ食べ方はあると思いますが… 組み合わせの良い食材は?

 そもそも「畑の肉」ともいわれる、良質な植物性のたんぱく質をはじめ栄養豊富な大豆が原料の納豆。蒸した大豆に納豆菌を作用させた発酵食品で消化率が高いとされ、カロリーが低いにもかかわらず栄養価が高いのが特徴です。池田さんによると「女性が食べておきたい食品のひとつといえると思います」とのこと。主に、次のような栄養素が含まれて期待できると言います。

「まず納豆で、よく知られている栄養素として挙げられるのはナットウキナーゼでしょうか。血栓を防ぎ動脈硬化の予防などに注目されています。また、女性にとってうれしいイソフラボンも豊富で、更年期の不調や骨粗しょう症が気になる人は、摂取しておきたいですね。ホルモンバランスの乱れを整えるビタミンB2も豊富で、糖質や脂質の代謝の促進も期待できます」

 納豆といえば、「納豆ごはん」。池田さんによると、この「納豆」と「ごはん」という組み合わせは、相性が良いといいます。白米に不足している必須アミノ酸として、「リシン(またはリジン)」が挙げられますが、納豆に多く含まれています。「リシン」とは人体を構成するたんぱく質の組み立てに必要不可欠なアミノ酸の一種。納豆ごはんとして、一緒に食べることでアミノ酸バランスが良くなり、栄養価的にもパワーアップするそうです。