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うっかり電気代を無駄遣いしてる? 専門家が語るエアコンを「賢く」使う3つのコツ
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教えてくれた人:本多 宏行
冷気の循環、フィルター掃除もポイントに
○その2 サーキュレーターと一緒に使い冷気を循環
冷房を使用すると、空気の密度が増して重くなり、冷気は足元に漂うようになるそうです。その状態で部屋を快適に保つためには、エアコンの温度や風量を頻繁に切り替える必要があり、結果的に電気代の無駄遣いになると、本多さんは指摘します。
「エアコンの動作を一定に保つことで節電が可能ですので、サーキュレーターを活用して冷たい空気を循環させるのがコツです」
扇風機はどうでしょう?
そう思いますが、実はサーキュレーターと違いがあるそうです。
「扇風機は人が涼を取ることを目的にしており、送風範囲が比較的近距離となっています。一方でサーキュレーターは、空気を循環させることが目的。強い風を遠くまで送ることができます。そういう点から、エアコンの空気循環に向いているのはサーキュレーターといえます。エアコンの涼しい風をより効率的に隅々まで行き渡らせることができます」
○その3 自動機能があってもフィルター掃除は定期的に
最近では、自動で掃除する機能が搭載されているエアコンが大半なため、ほとんど掃除をしていない人も多いかもしれません。しかし、フィルター自動掃除機能が搭載されたエアコンであっても、フル稼働する時期であれば2週間に1回を目安に掃除機でほこりを吸い取ったほうが、節電になると本多さんはいいます。
「取扱説明書を読んで、もし水洗い可能なタイプのフィルターであれば水洗いをするのも良いでしょう。エアコンからフィルターを外すときは、その奥に装着されている熱交換器も確認してみましょう。3年以上フィルターを掃除していない場合は、熱交換器に汚れが溜まっていることも考えられます。カビや異臭の原因にもなります。気になる場合は専門のサービスに内部掃除を依頼するのも良いでしょう。 定期的なフィルターのお掃除で、エアコンの電気代を下げられることがあります」
エアコンの電気代が気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)