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知らなきゃ損 鍋料理の旨みを逃さないフタの“魔法”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:中野 琴恵

寒い季節においしい鍋料理【写真提供:キッコーマン食品】
寒い季節においしい鍋料理【写真提供:キッコーマン食品】

達人に聞いたおいしい鍋を作る3つのコツ

 冬になると、食卓に鍋料理の出番が多くなります。みんなで囲んで食べるのも良し、お酒を飲みながら一人でゆっくりと味わうのも良し。お鍋ひとつあれば、食材も味も選択の幅が広いし、その時の気分や冷蔵庫にあるもので手軽に作れるのも良いところですよね。肉や魚介、きのこ、野菜など食材のうま味がギュッと煮詰まってきたところで作る最後のシメは、鍋料理のお楽しみのひとつです。

 自由に作れる鍋料理だからこそ、つい我流になりがちで、おいしさを逃していることがあるそうです。「たとえば、フタをするタイミングなどちょっとしたコツを知ると、家の鍋がもっとおいしくなりますよ」と話すのは、キッコーマンのメニュー開発グループの中野琴恵さん。具材を入れるところから、フタのタイミング、最後のシメまで。知らないと損! 鍋料理をおいしくする3つの秘訣を教えていただきました。

○その1 食材を入れる順番「どこにうま味を残したいかがポイント」
 中野さんは「火の通りにくい食材から煮るのが鍋料理のセオリーですが、さらに鍋つゆと食材のどちらにうま味を残したいかにこだわるとワンランク上の仕上がりになります」と説明します。

▼鍋つゆにうま味を残したい
食材のうま味をだしとして味わいたいときは、つゆを温めながら最初の段階で食材を加えてじっくり煮ます。

▼食材にうま味そのもののを残したい
つゆが煮立ってから食材を加えて火が通るまでさっと煮ると、おいしくいただけます。

これは覚えたい!SNSで映える「タワー積み」【写真提供:キッコーマン食品】
これは覚えたい!SNSで映える「タワー積み」【写真提供:キッコーマン食品】

 ちなみに、SNSなどで映える鍋を家で作りたい時は、火の通りにくい食材から積み上げていく「タワー積み」も覚えておきたいコツ。仕上げに大根やニンジンをピーラーで薄くスライスして花びらのようにトッピングすると、見た目もインパクトもアップします。