インタビュー

日本人エンジニアママが体験した米シリコンバレーの「働く子育て」

著者:Hint-Pot編集部・臼井 杏奈

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2児の母でエンジニアとして働くリップスのぞみさん(左)と「スナックミー」のお菓子【写真:Hint-Pot編集部】
2児の母でエンジニアとして働くリップスのぞみさん(左)と「スナックミー」のお菓子【写真:Hint-Pot編集部】

シリコンバレーは出産後も復帰が前提 日本との違いとは

お菓子の定期便(サブスクリプション)「スナックミー(snaq.me)」は自然素材をもとに、人工添加物や白砂糖、ショートニングを使用しないギルトフリーなお菓子を提供するスタートアップだ。そこで働くのが、エンジニアのリップスのぞみさん。アメリカ留学を経てシリコンバレーで働き、さらに国際結婚、アメリカでの出産・育児を経験した。そんな彼女が経験したシリコンバレー流の子育てについて話を聞いた。

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のぞみさんが渡米したのは高校卒業後、語学の勉強のためにアメリカの大学を選んだことがきっかけだ。専攻を決めずにさまざまな分野の授業に出る中で、興味を持ったのがコンピューターサイエンスだったという。そこから大学でコンピューター技術の単位を取得し、卒業。大学のあったシリコンバレーで就職を決めた。

最初の会社で4年ほど働き、フロントエンド(直接ユーザーに接する部分)の開発に興味を持ったのぞみさんは、さらにフロントエンドエンジニアとして活躍する場を求めて転職。それがアメリカのお菓子の定期便「ネイチャーボックス(nature box)」だった。

「添加物を使用せず、中身はサプライズというお菓子の定期便です。ユーザーがお菓子を評価して、どんどん新しいお菓子を作り、届けるというサービスでした」。アメリカでもまだ流行りたてだった定期購入便のサービスで、スタートアップという環境や、お菓子の定期便という「スナックミー」に近いサービスに触れたのぞみさん。アメリカで出会った旦那さんと国際結婚し、この会社に在籍しているときに第一子を妊娠した。

「職場は男女半々で、女性のエンジニアは少なかったです。しかし男性も子どものお迎えに行きますし、産後は復帰することが前提で話が進む。辞めるかどうかと聞かれたことはなかったです」という。のぞみさん自身も、産後は復帰する予定で考えていた。