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夏の実録・「お盆玉」どうしている? 義兄夫婦からの提案に悩む次男妻

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

写真はイメージです【写真:写真AC】
写真はイメージです【写真:写真AC】

 全国的に梅雨明けし、夏本番といった気候になってきました。あと半月もすればお盆の帰省シーズン。各地域によってお盆の風習が違うため、配偶者の実家に帰省し、その文化に合わせるのにもひと苦労といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。それに加え、近年は「お年玉」ならぬ「お盆玉」という新たな文化が浸透しつつあるようです。帰省した際に子どもや年老いた親などにお金をあげる「お盆玉」を巡り、義兄夫婦に対して釈然としない思いを抱える女性の話をお聞きしました。

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離れて暮らす義両親との関係は良好 帰省は年に1回のみ

 伊藤敦子さん(35歳・仮名)は、9歳と7歳の男の子のママで、共働きをしています。1歳上の旦那さんとは、20代前半で職場結婚しました。

「同じ会社で年齢もほとんど変わらないので、だいたいの年収は想像できるじゃないですか。元々共働き覚悟で結婚したので、夫も家事育児に協力的ですし、とても余裕がある生活というわけではありませんが、満足してします」

 敦子さんの実の両親は、同県内に在住しており、車で30分ほどの距離。子ども達が病欠する際など、何かと頼ってきました。敦子さんの実家とは、お盆、お正月に限らず頻繁に交流があるといいます。

 逆に夫の実家は新幹線の距離。家族4人の移動費はバカにならず、現地での足も必要なため、帰省の際は節約も兼ねて夜通し車を運転していくのだそう。また、義実家がある地方は冬に雪が降ることが多いため、子どもが生まれてからというもの帰省は年1回、お盆のときだけになっていました。

 義実家を訪れるのは年に1度と言っても、義両親との関係は良好。敦子さん夫婦は若くして結婚したこともあり、自宅を購入する際には少し援助をしてもらったこともあるのだそうです。しかし、昨年の夏、義兄からのある提案で、夫の実家への帰省は気が重いものになってしまったと敦子さんは言います。