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夏の実録・「お盆玉」どうしている? 義兄夫婦からの提案に悩む次男妻
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義兄が言い出した老親へのお小遣い 義務になるの?
敦子さんの旦那さんには実家の近くに住む4歳上の兄がいます。結婚は敦子さん達夫婦より少し遅く、同い年の奥さんとの間にひとり娘がいるのだそう。義兄夫婦も共働きですが、旦那さんの話によると、敦子さん夫婦に比べ世帯収入はかなり高いのではないかといいます。
「義兄はしっかりした人で、義実家関連のことは義兄中心に何事も決めてきました。でも、今回ばかりはお金も絡みますし、こちらの意見もくんでほしいと思っています」
敦子さんが難色を示すのは、義両親に宛てての「お盆玉」。昨年の夏、帰省前に義兄夫婦から連絡があり、70代になった義両親に渡すためのお小遣いを折半しようと持ち掛けられたのだそうです。
「元々、義兄夫婦はお正月も帰省していて、『お年賀』として親にお年玉を渡しているというのは聞いていました。でも、私達がお盆しか帰省しないため、お盆もお小遣いを渡そうという提案でした」
義兄の提案は、2万5000円ずつの5万円を義両親に渡したいというもの。しかし、高速料金やガソリン代、手土産代など含めれば、帰省するだけでも結構な出費になっていると敦子さんはいいます。
「我が家は子どもがふたりいますし、義兄夫婦と違って収入もいいわけではありません。これから教育費もかさんでいきますし、断ってほしいと夫に頼んだのですが、義兄に弱い夫は結局お金を渡していました」
「それなら私の実家にも同じようにお金を渡したいと思ったのですが、何かとお金がかかりがちな夏休みシーズンに5万円の出費はきついため、結局夫側にだけ渡したかたちになっています」
敦子さんはそろそろ今年も、「お盆玉」の折半について連絡がくるのではないかと怯えているのだそう。
「義姉(義兄の妻)にも昨年顔を合わせたときにこっそり相談したのですが、義姉も義兄にはなにも言えないらしく、笑ってごまかされてしまいました。諦めるしかないのでしょうか……」
年老いた親に対してのお小遣い問題。兄弟が平等に出し合うのが理想なのでしょうが、妻の気持ちは複雑なようです。
(Hint-Pot編集部)