インタビュー

恋人の余命1年宣告がきっかけ 女性社長はなぜ26歳で起業したのか

著者:Hint-Pot編集部・臼井 杏奈

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田中麻里奈ロフス社長【写真:HInt-Pot編集部】
田中麻里奈ロフス社長【写真:HInt-Pot編集部】

会社員時代はトップランカー しかし恋人の病が転機に

 パーツケアブランド「マプティ(MAPUTI)」を手掛ける、ロフス(lojus)の田中麻里奈社長が、今の会社を立ち上げたのは社会人5年目、26歳の時だった。彼女が若くして会社を立ち上げたのは、当時の恋人の病がきっかけだという。そんな彼女が考える、働き方と仕事について話を聞いた。

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 田中社長は青山学院大学を卒業後、IT企業に入社。ECサイトのマーチャンダイザーとして商品の卸から販売までを見る仕事をしていた。「当時は仕事が趣味で、ワークライフバランスなど考えていなかった。起業するつもりなんて全くなかったし、そのまま仕事をしていても自分の収入は上がっていたはず」と語る。成績は常にトップで、向かうところ敵なし。順調にキャリアを積んでいた。

 転機が訪れたのは社会人2年目の時だった。当時交際していた恋人が、ガンで余命1年を言い渡されたのだ。「ちょうど同棲を始めたばかりの時。2年目の給料で彼の分も養わなくてはいけなくなり、貯金も使い果たしました」

 しかし、金銭面以上に問題だったのは時間だ。常に夜遅くまで働いていた彼女が恋人のために時間を作ることは難しく、最終的に恋人は実家へと帰っていった。「これでは家族や大切な人と一緒にいることができない。給料も時間も、バランスよくないといけない」と気が付かされた。