漫画
ママになって気付いたこと 勇気がもらえる育児漫画3選【2021年漫画まとめ】
公開日: / 更新日:
出産直後、育児放棄していた女性の話を耳にして感じたこと
産後すぐ“母親”になれる女性ばかりじゃない 漫画に共感殺到 「私もそうだった」(2021年9月16日掲載)
作者:ちくまサラ(chikuma_sara)さん
「母親は子どもに尽くすのが当たり前」「女性には生まれながらにして母性本能が備わっている」……いわゆる“母性神話”は、現代の日本社会にも根強く残っています。しかし、女性だからといって、出産後すぐに“完璧な母親”になれるわけではありません。そんな当たり前のことに気付かされる漫画も、大きな話題になりました。
作者は2人の子どもを育てるちくまサラさん。話題になった漫画は、長女を出産した際に看護師さんから聞いた「産後に育児放棄をした女性の話」がベースになっています。
出産後に多くの病院では、母親の体調に合わせて退院までに赤ちゃんのお世話を練習します。看護師さんによると、過去に抱っこも授乳も拒否してそのまま退院していった女性がいたそうです。入院中は看護師さんたちも無理強いすることなく、その女性を優しく見守りました。すると、1か月健診の際にはうれしい変化が。何と女性は笑顔で赤ちゃんのお世話をしっかりとできるようになっていたのです。
出産直後のちくまさん自身もまだまだ母親の自覚がなかったことから、この話は「とても興味深い」ものだったそうです。漫画内に描かれたちくまさんの考察は多くの共感を呼び、「勇気が出る投稿をありがとうございます」「私も“この子を育てなきゃ!”というプレッシャーで、かなりメンタルをやられていた」など、たくさんのコメントが寄せられました。
大泣きする息子が吐露した一言に母も号泣
卒乳よりつらかった…“抱っこ紐卒業”を描いた漫画に共感殺到「涙で画面が見えない」(2021年8月29日掲載)
作者:まさき(@koge_diary)さん
抱っこは赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間。しかし、抱っこ紐には体重制限があるため、いつか“卒業”をしなければなりません。ある日、突然迎えた“抱っこ紐卒業”の日に親子で涙した……という漫画が大きな話題になりました。
作者のまさきさんは当時2歳半の息子を連れて、急遽病院に行かなければいけなくなりました。通院時は決まって抱っこ紐で移動していた息子は、この時も抱っこ紐を使ってほしいと懇願します。しかし、体重はすでに14キロ。体重制限のため、抱っこ紐はもう使えません。
まさきさんは丁寧に使えない理由を説明しましたが、息子は大泣き。そして、息子が吐露したあまりにも切ない一言を聞いて、一緒に涙を流します。最終的には、息子さんが納得し事なきを得ましたが、この時の経験は大変だった例でよく挙げられる「卒乳」よりも、まさきさんにとってはつらい出来事だったそうです。
そして、まさきさんと同じように、乳幼児期をともに過ごしてきた抱っこ紐に対して特別な思い入れがある人はとても多かったようです。「娘の抱っこ紐時代を重ねてしまって、泣きました(笑)」「涙で画面が見えません」など、共感の声がたくさん届いていました。
(Hint-Pot編集部)