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漫画

卒乳を「忘れたくない」 母の切ない気持ちを描いた漫画に共感殺到 「涙が出ました」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:あむち(@rk_amc)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:あむち(@rk_amc)さん】

 卒乳や断乳は、ママと子どもにとって一大イベント。何歳でやめればいいのか、どうすれば子どもがつらくないかなど、悩みはつきものですよね。意外にも呆気なく迎えた卒乳の日。息子の成長を感じながらも寂しさを覚える、ママの切ない気持ちを描いた漫画が話題となっています。作者のあむち(@rk_amc)さんに話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

寂しさがこみ上げる母の率直な気持ち

「子どもはあっさり卒乳して、私の気持ちの方が追い付かず……取り留めのない思いを漫画にしました」

 生後11か月の息子を持つ1児のママであるあむちさんは先日、卒乳の日を迎えました。その時の率直な気持ちを、9ページの漫画に綴っています。

 ママにとって、卒乳にはさまざまなメリットがあります。しかも授乳中は痛いことも、つらいことも多かったはず。しかし、ようやく卒乳を迎えて息子の成長を感じるのはうれしい一方で、寂しい気持ちが頭をもたげます。

 あむちさんが描いた、母の戸惑う気持ちは、多くの人の共感を呼びました。漫画には5000件近くの“いいね”が。また、「育児は切なくて寂しくてうれしいことの連続ですね」「本当に大変だったけど貴重で愛おしい時間だったと読んでいて涙が出ました」「自分のたどってきた道をこの漫画で見られた感じです。ありがとうございました」など、たくさんのコメントが寄せられています。

「私の授乳で息子の基盤が作られる」 心に残った温かな感想

 あむちさんに、この作品や近況などについてお聞きしました。

 
Q.今回の漫画を描いた理由を教えてください
「卒乳を迎えて、自分が今感じている気持ちを忘れたくなくて描きました」

Q.想像していた卒乳時期と実際とで差はありましたか?
「想像よりも短かったです。1歳過ぎまではあげると思っていました。また、子どもももっと授乳に執着すると思っていました」

Q.卒乳から日にちが経って、気持ちに変化はありましたか?
「しばらくは、授乳していた夜の時間に寂しい気持ちがぶり返していました。しかし復職し、寝かし付けまでの流れが以前よりタイトで忙しくなって、感傷に浸る余裕もなくなりました(笑)」

Q.卒乳をして、息子さんの様子に何か変化はありましたか?
「授乳していた頃のことは忘れてしまったのか……? と疑問に思うくらい、息子には変化がありません!」

Q.心に残った感想や、気が付いたことを教えてください。
「どのコメントもとても心に残りました。これから卒乳の方、授乳が始まったばかりの方、自分の子どもの卒乳を思い出した方……。幅広い人たちからコメントをいただけて、うれしかったです。

 中でも『私の授乳で息子の基盤が作られて、これからは息子自身で人生を歩んでいく』というコメントを読んだ時はジーンとしました。息子は授乳していたことを忘れてしまうけど、私はずっと覚えていたいなと、より強く感じたコメントでした」

 
 卒乳の日は涙を流してしまったという、あむちさん。けれども「本当にお疲れ様」と、そっと背中に手を添えてねぎらってくれる夫がいる、そんな夫婦の姿もまたとても素敵な一作です。

(Hint-Pot編集部)