食
納豆と合う食材は? 達人推奨ワンランクアップの3つの秘訣とは
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:門傳 英慈
発酵食品ブームも手伝い、ここ数年再注目をされている「納豆」。しかし、日本人の健康を支え続けてきた伝統食品にもかかわらず、意外にもその正しい保存方法や選び方をよく知らない人が多いのではないでしょうか? いつも食べている納豆をよりおいしくいただくための3つの秘訣を、創業70年の老舗、有限会社川口納豆の代表取締役・門傳(もんでん)英慈さんに教えていただきました。
◇ ◇ ◇
その1 おいしい納豆を選ぶなら大粒? 小粒? それともひきわり?
スーパーの納豆売り場を見渡せば、驚くほどの種類の納豆が売られていますが、みなさんどのように納豆を選んでいますか? そもそも小粒、中粒、大粒、ひきわりの違いって大きさ以外にあるの?という方も多いかもしれません。「実は栄養面はそんなに大きく変わりません」と門傳さん。しかし、食べたときにうまみをしっかりと感じられるのは、断然大粒を使用したものだといいます。「味噌、豆腐、醤油など、大豆を使う食品は基本的に大粒を使いますよ。なぜならそちらのほうがおいしいから。しかし、納豆だけ小粒が主流になった理由は、タレとのなじみがよく、食べやすく、メーカ-が計量しやすいからでしょう。」(門傳さん)。確かに毎年行われる全国納豆鑑評会(全国納豆協同組合連合会が主催する審査会)で、最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞するのはほとんどが国産の大粒納豆だといいます。小粒はタレがしっかりと絡む分、タレのおいしさが商品そのものの味になってしまいがちですが、納豆本来の美味しさを味わうのであれば、大粒納豆を選ぶのがベストです。