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“ファブ4”の終焉? ウイリアム王子とヘンリー王子がついに決別! 専門家が苦言
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チャリティ団体の名義変更は「大きな失敗」
「The end of the Fab Four」(ファブ4の終焉)。英大衆紙「デイリー・メール」に衝撃的な見出しが踊った。これまでケンブリッジ公爵(ウイリアム王子の公位)とサセックス公爵(ヘンリー王子の公位)の合同名義で行っていた王室チャリティが、ケンブリッジ公爵の単独名義に変更。ヘンリー王子とメーガン妃の結婚前から、ウイリアム王子とキャサリン妃との関係性が注目されてきたが、公式にヘンリー王子、メーガン妃夫妻との決別が公表された。
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これまでは、ウイリアム王子、キャサリン妃夫妻とヘンリー王子、メーガン妃夫妻の合同名義で様々なチャリティが行われてきた。この王室チャリティの正式名称は「Royal Foundation Of The Duke and Duchess of Cambridge & The Duke and Duchess of Sussex」(ロイヤル・ファウンデーション・オブ・ザ・デューク・アンド・ダッチェス・ケンブリッジ&ザ・デューク・アンド・ダッチェス・サセックス=ケンブリッジ公爵夫妻とサセックス公爵夫妻の王室チャリティ)だった。
しかしここから「ザ・デューク・アンド・ダッチェス・サセックス」の名前が消滅。ヘンリー王子とメーガン妃の公位がきれいに消された。
王室筋は「両家の将来の役割の準備とするもの。明らかな分岐点に差し掛かっている」というコメント。つまりはウイリアム王子とヘンリー王子が袂を分けたことを肯定したことになる。
王室関連の著書で知られるフィル・ダンピエ氏は今回のチャリティの名義変更は「大きな失敗」と指摘。その理由は「”ファブ4”の4人でいた方がはるかに影響力が大きい」と語る。
しかしながら同氏は、最近のヘンリー王子のプライベートジェット批判に対するウイリアム王子の家族揃っての格安航空券利用、また兄が3人の子持ちでありながらヘンリー王子が「人口増加は環境破壊の大きな原因。子供は2人まで」と発言したことなどが「両王子の性格、または職業意識の違いを明確にして、一緒に行動する助けにはならなかった」と分析する。
また王室関連のドキュメンタリー制作プロデューサーのイングリッド・シュワード女史は「ウイリアム王子がヘンリー王子とメーガン妃の行動や言動が“王室の儀礼を傷つけるのではないか”と不安視していた」と発言。最近のヘンリー王子とメーガン妃のセレブ風ライフスタイルにも“王室の権威を下げる”といらだっていたという。
昨年5月にヘンリー王子がメーガン妃と結婚。兄のウイリアム王子とキャサリン妃夫妻に加えて美しいロイヤルカップルが誕生した。さらに民衆のプリンセスだった故ダイアナ元妃の忘れ形見ということもあり、英国ではビートルズ以来となる“ファブ4”の称号を得て世界的な人気者となった素晴らしい4人組。
しかし残念なことに、今回のチャリティ名義変更からも、今後はこの2組が別々の道を歩んでいくのは明白になったと言える。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)