Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

偶然か奇跡か カメラがとらえた魅惑的な一枚に大反響【2022年日本の絶景まとめ】

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

まさに新年を迎えるにぴったりの朝焼けが美しい富士山と霧氷【写真提供:AyuMi(@a_yumi0425)さん】
まさに新年を迎えるにぴったりの朝焼けが美しい富士山と霧氷【写真提供:AyuMi(@a_yumi0425)さん】

 描きたいものを描ける絵ではなく、一瞬を切り取った写真。2022年はSNSの人気の高まりとともに、自分の作品をSNSに投稿する人が増えた一年でもありました。そこには、なかなか見ることができない、たどり着くこともできないような、まさに息をのむような絶景が収められています。そこで、人気のフォトグラファーがとらえた日本の絶景の中で、特に人気の高かった作品を振り返ります。

 ◇ ◇ ◇

合成かと思われるほどの奇跡の絶景を写した「大勝利」の一枚

朝焼けの富士山と霧氷 奇跡の一枚に大反響 「合成かと思った」

撮影者:AyuMi(@a_yumi0425)さん

 美しい風景写真が度々話題になっているフォトグラファーのAyuMiさん。中でも長野県霧ヶ峰の絶景を写したこの一枚は、写真の投稿から2日間で10万件を軽く超える“いいね”が集まりました。

 霧氷に覆われた無数の針葉樹が並ぶ雪景色の奥には、朝焼けに映える雪化粧した富士山。そして空には筋状の巻雲が浮かんでおり、自然が織り成すコントラストはまさに“奇跡”と呼ぶにふさわしい写真です。

「一度でいいから見てみたい」。そんな感情を持ったAyumiさんは「一か八かの賭け」で霧ヶ峰に向かったといいます。到着した朝は天気予報通りの晴れ。狙い通り、雲一つかかっていない朝焼けに照らされた富士山でしたが、さらに奇跡に遭遇します。

 それが、眼下に広がった霧氷でした。「白飛びしていないかな」「設定は間違っていないかな」と不安な気持ちを感じながらもシャッターを押し続けた結果、写し出されたのがこの奇跡の一枚なのでした。

鳥居の奥に続く階段と鳥居にかかるもやが幻想的な雰囲気を演出

霧がかかった鳥居は何とも幻想的な雰囲気【写真提供:shota(@pho_to_shota)さん】
霧がかかった鳥居は何とも幻想的な雰囲気【写真提供:shota(@pho_to_shota)さん】

神が宿っているような鳥居 大雨の中で撮影した一枚に10万人感嘆 「絶対に何かいる」

撮影者:shota(@pho_to_shota)さん

「絶対何かいる!」「何か降りてきそうですね」とツイッター上をにぎわせたのは、shotaさんが岐阜県美濃市にある瀧神社の鳥居を撮影した一枚。鳥居の先にはもやがかかり、神秘的なムードを醸し出しています。

 社会人になった年にインスタグラム(pho_to_shota)に写真アカウントを開設したのがきっかけとなり、スマートフォンで撮影を始めたというshotaさん。「もっときれいに残したい」との思いが強くなり、カメラを持つようになりました。

 意識しているのは「パッと見てインパクトのある写真や『その場所に行きたい』と思ってもらえるような作品を仕上げる」こと。写真を撮り始めた頃から、「ポスターや雑誌の表紙に使ってもらうという目標があるので、実際の景色+αぐらいの感覚で編集をしている」そうです。他にも長野県にある戸隠神社など、圧倒されるような写真を撮影し続けています。

雨に濡れる東京駅と水たまりに反射する東京駅 異次元の世界観に歓喜

ライトアップされた東京駅。雨の日ならではの絶景が広がっていた【写真提供:やまちゃん(@S_Y_yama)さん】
ライトアップされた東京駅。雨の日ならではの絶景が広がっていた【写真提供:やまちゃん(@S_Y_yama)さん】

幻想的な東京駅に約15万人感動 水たまり反射を利用した渾身の一枚「雨も悪くない」

撮影者:やまちゃん(@S_Y_yama)さん

 やまちゃんさんが撮影したのは、写真愛好者にとって“聖地”の一つである東京駅の丸の内駅舎。5年をかけて行われた駅舎保存・復元工事を終えた現在は、ライトアップやプロジェクションマッピングなど、駅利用者だけでなく多くの観光客を楽しませてくれています。

 そんな東京駅について、やまちゃんさんは「濡れた路面の“反射”が美しいとして有名なスポットです」と教えてくれました。幻想的にライトアップされる駅舎はまるで異世界のよう。「水たまりを使った反射が好きなので、撮りたい場所の一つとして決めていた」といいます。

 撮影する際は、人が少ない時間帯を狙い、愛機を地面すれすれの位置にセット。しかし、ここからはかなり苦労したそうです。というのも、雨が降っていたため水たまりが波打ってしまったそう。そこで、やまちゃんさんは「水たまりに傘を差して、自分は濡れながら撮影」。異世界を写したようなこの一枚は、そんな努力もあって撮影に成功しました。

(Hint-Pot編集部)