購入者やサービス利用者と直に接し、コミュニケーションを取りながら販売やサービス提供を行う接客業。小売店や飲食店など、生活に関わるお店を支える重要な存在です。2022年のSNSでは、そんな接客業に関するエピソードの漫画が注目されました。ここでは厳選した3本をご紹介しましょう。スタッフ側と客側、それぞれの視点から描かれた作品は、読み終わった後に心をほっこりさせてくれるはず。また新しい年も改めて、お店の人たちに対する感謝を抱くことができるでしょう。

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まさに神対応！　機転を利かせて悪質クレーマーから店員を救った客

悪質クレーマー来店　“プロのお客様”が救う漫画に19万人感動「いつかやってみたい」

作者：タジマオオカ（@pu92yu）さん

　メディアやネットなどで度々話題になる悪質クレーマー。日々、多くの人を相手にする接客業に携わる人はなかなか避けられず、社会問題としてニュースになることもありますよね。

　作者のタジマオオカさんは販売業に従事しながら、仕事や日常生活での出来事をコミックエッセイとして発信しています。ある日のこと、ツイッターでハッシュタグ「#接客業であったすごい客」を見かけたタジマさんは、自分が出会った“プロのお客様”を漫画に描こうと思い立ちました。

　作品にまず登場するのは、レジカウンターに立つタジマさんに向かって「態度が悪い」「値引きしろ」などと言い続けるクレーマーの男性客。困り果てる中、ある中年の女性客が「ちょっと店員さん！」と声を上げ、矢継ぎ早に話しかけてきました。そして、クレーマーの男性客にも「おいくつ注文でいらっしゃるの」と注文を促します。第三者の介入によりそそくさと立ち去る男性客。最後は女性客がタジマさんにナイスな言葉をかけるのでした。

　この漫画はツイッター上で19万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「たまにいるんだよ、すごくかっこいい“プロのお客様”が……！」「いつかやってみたいです」と感動の声が寄せられています。クレーマーに困っている店員さんを見かけた時、ヒントになる作品かもしれませんね。