どうぶつ
「ターザン」ねこ 躍動感あふれる一枚に3.5万人が熱狂 「芸術点が高すぎる」
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ねこがカーテンレールにしがみついてぶら下がったり、四つ足を広げてムササビのように飛んだり……。SNSでは、ねこちゃんのおもしろ行動がたびたび話題になりますよね。今回ご紹介するのは、まるで「ターザン」のように紐にぶら下がるねこちゃん。その軽やかな姿がツイッター上で注目を集めています。3.5万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主の小野一俊(@kazutoshi_ono_)さんに詳しい話を伺いました。
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ジャンプに定評のあるジンくん 驚きの新技誕生!
クールな姿が話題になったのは、元保護ねこの「ジン(仁)」くんです。この日、小野さんのご両親からリンゴジュースが届いたそう。その段ボール箱は梱包用の結束バンドで閉じられていました。
それを見たジンくんは興味津々! 小野さんが結束バンドを切り離して遊んであげると、ジンくんは大興奮で、口にくわえたままフワッと宙を舞う技を披露しました。
小野さんは、そのとき撮影した写真に「ターザン」とのコメントを添えてツイッターへ投稿。すると、3.5万件もの“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には、「芸術点が高すぎる!」「空中Y字バランス!」「躍動感が半端ないww スタイリッシュな一枚ですね」「ダイナミックにゃんこ」「アクロバティックがすごいニャー どうしたらこんなポーズが取れるニャ」など驚きの声が続出。ジンくんはよほど結束バンドを気に入ったのか、その後もしばらく遊んでいたそうです。
はしゃぐジンくんを見ていたウミちゃんの反応は?
芸術的な一枚を撮影した小野さんは、実は知る人ぞ知る“ねこ写真家”です。数々のコンテストで受賞経験があり、最近ではジンくんの写真が、国際フォトコンテスト「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2023」において「ナショナルアワード」の日本部門賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
小野さんが“ねこ写真家”として活動を始めたのは、宮城県石巻市の田代島、通称「猫島」へ撮影に訪れたのがきっかけでした。すぐに、ねこを撮影する難しさやおもしろさの虜になり、カメラの腕もメキメキと上達していったそう。
そして、いつしか猫島に恩返しをしたいと思うようになった小野さんは、2021年の夏に猫島のとある保護施設から2匹のねこをお迎えすることにしました。それが、愛猫のジンくんと「ウミ(海)」ちゃんです。
ウミちゃんはお迎え当初おてんばで、ジンくんよりも高いジャンプを見せていたそう。しかし、レディに成長した今ではすっかり落ち着き払い、結束バンドには興味を示さなかったようです。ジンくんの興奮ぶりを遠くから眺めながら「何をしているのだろう?」と見守っていたのだとか。
「ジンくんはかなりハッスルして遊んでいたので、10分くらい遊んだら疲れて夏用の冷たいベッドの上で休んでいました」
ねこの魅力がたっぷりと詰まった写真を、次々と発表している小野さん。これからも新作が楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)