将棋の藤井聡太七冠は5日、自身初の海外対局となるベトナム・ダナンで行われた棋聖戦五番勝負第1局で、挑戦者の佐々木大地七段に勝利しました。藤井七冠にとって、棋聖4連覇に向けた大事な初戦。注目は将棋盤上だけでなく、今回の開催地であるベトナムならではの食事にも集まりました。第1局で両対局者が食べた“勝負飯”を振り返ります。

　◇　◇　◇

藤井七冠も佐々木七段もベトナムの食事を食べて対局

　第1局の開催地は、ベトナム中部にある美しい砂浜のビーチが有名な観光都市・ダナンでした。会場は「日本文化の発信基地」をコンセプトとしているリゾートホテル「ダナン三日月」。初の海外対局となる藤井七冠は、どのような“勝負飯”を口にして、第1局の勝利を手にしたのでしょうか。

【第1局午前・おやつ】
藤井七冠：「フルーツと豆のチェー」、「オレンジジュース」
佐々木七段：「バンヤロン」、「炭酸水（ライムと砂糖添え）」

【第1局・昼食】
藤井七冠：「コムガー」、「マンゴースムージー」
佐々木七段：「コムガー」、「炭酸水（ライムと砂糖添え）」

【第1局午後・おやつ】
藤井七冠：「バンヤロン」、「パイナップルジュース」
佐々木七段：「バナナとココナッツのチェー」、「アイスブラックコーヒー」

　現地のローカルフードを楽しんだ両者。耳慣れないメニューが並んでいます。藤井七冠が午前のおやつに、佐々木七段が午後のおやつに選んだ「チェー」はベトナム風ぜんざいと呼ばれ、現地で定番のスイーツです。両者ともに昼食で注文した「コムガー」は、一般的によく食べられているベトナム版のチキンライスのこと。そして、藤井七冠が午後のおやつに、佐々木七段が午前のおやつにチョイスした「バンヤロン」は伝統的な餅菓子で、甘いココナッツミルクが添えられていました。

　ダナン三日月では、ふたりが食べたものと同じ料理を提供しているそうなので、一度食べてみたいですね。第2局は6月23日（金）、日本に戻り、兵庫県洲本市にある「ホテルニューアワジ」で行われる予定です。

（Hint-Pot編集部）