カルチャー
続編に期待!? 米国式の応援上映で知った「ボヘラプ」の新しい楽しみ方
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仮装やオルガン演奏も カストロ地区ならではの楽しみ方を満喫
フレディ・マーキュリーと、彼の恋人だったメアリー・オースティンに扮した2人がMCとしてホストを務め、コスチュームコンテストが行われました。
壇上に上がった人々は、思い思いにフレディの格好をしています。なかにはクイーンのバンドメンバーに扮した人も。観客の拍手の大きさで勝敗が決まり、4組が賞品を手にしました。
カストロ地区は、昼間でも派手な女性装をするドラァグクイーンがフル仮装をして歩いていることもある地域。毎日必ず仮装をしている人がいるわけではありませんが、コスチュームを楽しむ文化が根付いているためか、盛り上がりも一入でした。
映画の開始前には、なんと1985年に行われた伝説のライブが上映されました。つまり本物のクイーンの映像が流されたのです! これは通常上映では行われないもの。画面に歌詞こそでないものの、会場は歌声で一体となりました。
写真の舞台中央に、くぼみがあるのがわかりますか? ここにはオルガンが常備されています。サイレント映画が主流だった20年代は、音響設備が整っておらず、オルガンのライブ演奏を映画のBGMにしていたのだそう。
カストロシアターでは、建設当時の名残を現代に反映し、映画上映前に3分ほどのオルガン演奏が行われます。この日も柔らかな音色が奏でられました。
映画開始の「20世紀フォックス(20th Century Fox)」のオープニングが流れると、会場は大盛り上がり! 劇中で“ドン・ドン・チャ”でおなじみの「We Will Rock You」が流れると、まるでコンサート会場にいるかのように、観客が足踏みをしていました。